内装工事とは?種類・費用相場・流れを徹底解説【初心者向け】

内装工事の基礎知識

「そろそろ、部屋の雰囲気を変えたい」
「オフィスをもっと働きやすい環境にしたい!」

そう思った時、まず頭に浮かぶのが「内装工事」ではないでしょうか?

でも内装工事って具体的にどんなことをするのか、どんな種類があるのか、イマイチわからない…という方も多いかもしれません。

この記事では、内装工事の基本をわかりやすく解説していきます。

内装工事の定義や目的、リフォームやリノベーションとの違い、そして、どんな種類があるのかを順番に見ていきましょう。

この記事を読めば内装工事の全体像を掴むことができ、理想の空間づくりに向けて最初の一歩を踏み出すことができるはずです。

内装工事とは?

内装工事は、建物の内部空間を、私たちが快適に過ごせるように、そして便利に使えるようにするための工事です。

具体的には、

  • :壁紙を張り替えたり、塗装したり、素材を変えたりします。
  • 天井:天井の材質を変えたり、照明を取り付けたりします。
  • :フローリングやカーペットを敷いたり、タイルを張ったりします。
  • 建具:ドアや窓を取り付けたり、修理したりします。
  • 設備:キッチンやお風呂などの設備を設置したり、交換したりします。

これらの工事を組み合わせることで、私たちはより快適な空間で生活したり、働いたり、買い物をしたりすることができるようになります。

内装工事の種類

内装工事は、建物の種類や用途によって、内容が大きく変わります。

住宅

家族みんなが快適に過ごせる空間づくりが大切です。リビングや寝室、子供部屋など、それぞれの部屋の用途に合わせて、内装を考えましょう。収納スペースを確保したり、子供部屋は安全に配慮したりするのもポイントです。

オフィス

従業員が集中して働きやすい環境づくりが重要です。オフィス全体のレイアウトを考えたり、会議室や休憩スペースを設けたりするのも良いでしょう。会社のイメージアップに繋がるような、おしゃれなデザインにするのもおすすめです。

店舗

お客様が楽しく買い物ができる空間づくりが大切です。商品の陳列方法を工夫したり、照明で雰囲気を演出したりするのもポイントです。お店のコンセプトに合った内装にすることで、集客力アップにも繋がります。

内装工事の流れ

内装工事は、一般的に以下の流れで進められます。

  1. 業者選び:複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討します。
  2. 見積もり:業者から提示された見積もり内容を確認し、予算に合わせて調整します。
  3. プランニング:希望のイメージや要望を業者に伝え、具体的なプランを練り上げます。
  4. 契約:プラン内容に合意したら、業者と契約を締結します。
  5. 工事:業者による工事が開始されます。工事期間中は、進捗状況を確認し、業者と密にコミュニケーションを取ります。
  6. 引き渡し:工事完了後、仕上がりを確認し、問題がなければ引き渡しを受けます。

これらの流れを把握しておくと、内装工事をスムーズに進めることができます。

内装工事の種類と費用相場

「内装工事って、具体的にどんなことをするんだろう?」
「費用はどれくらいかかるんだろう?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

この章では、内装工事の種類と費用相場について、わかりやすく解説していきます。

内装工事は大きく分けて、内装仕上工事設備工事の2つがあります。

内装仕上工事

内装仕上工事は、壁、天井、床など、空間の表面を仕上げる工事です。
具体的には、以下のような工事があります。

  • 軽鉄(けいてつ)工事:間仕切りや天井の骨組みを作ります。
  • ボード工事:壁や天井の表面を仕上げる材料(石膏ボードなど)を張ります。
  • クロス工事:壁紙を張って、壁を美しく仕上げます。
  • 左官工事:壁や天井を、塗り壁で仕上げます。
  • 床仕上げ工事:フローリングやクッションフロア、タイルなどを張って、床を仕上げます。
  • 塗装工事:壁や天井をペンキなどで塗って、色を付けます。
  • 畳工事:畳を張って、和室を作ります。
  • 木製・金属建具工事:ドアや窓枠などを設置します。
  • 家具工事:収納やインテリアに合わせた家具を設置します。
  • 大工工事:造作家具を作ったり、間取りを変更したりします。

これらの工事を組み合わせることで、空間の印象をガラリと変えることができます。

設備工事

設備工事は、電気やガス、水道など、生活に必要な設備を設置する工事です。
具体的には、以下のような工事があります。

  • 電気工事:照明やコンセントを設置します。
  • ガス工事:キッチンや給湯器を設置します。
  • 給排水設備工事:水道管や排水管を設置します。
  • 空調設備工事:エアコンや換気扇を設置します。
  • 換気設備工事:空気の入れ替えを促進する換気システムを設置します。

これらの工事を行うことで、私たちは快適な生活を送ることができます。

内装工事の費用相場

内装工事の費用は、工事の種類や規模、使用する材料などによって大きく異なります。

ここでは、一般的な費用相場をご紹介します。

住宅内装の費用相場

リビング:50万円~200万円
キッチン:50万円~150万円
寝室:30万円~100万円
子供部屋:30万円~100万円

オフィス内装の費用相場

オフィス全体:坪単価5万円~20万円

店舗内装の費用相場

店舗全体:坪単価10万円~50万円

これらの費用相場はあくまで目安であり、実際には様々な要因によって変動します。

費用を抑えるコツとしては、

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 使用する材料を工夫する
  • DIYできる部分は自分で行う

などが挙げられます。

内装工事は、決して安い買い物ではありません。 しかし、適切な内装工事を行うことで、快適で機能的な空間を手に入れることができます。

予算と希望に合わせて、最適な内装工事を選びましょう。

内装工事の流れと期間

「内装工事って、どんな流れで進むんだろう?」
「期間はどれくらいかかるんだろう?」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

この章では、内装工事の流れと期間について、ステップごとにわかりやすく解説していきます。

Step 1:業者選びと見積もり

まず、最初に行うのが業者選びです。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。

業者選びのポイント

  • 実績:過去の施工事例や実績を確認しましょう。
  • 得意分野:住宅、オフィス、店舗など、得意な分野があるか確認しましょう。
  • 担当者:担当者の人柄や対応も、業者選びの重要なポイントです。
  • 費用:見積もり内容をしっかり確認し、予算に合った業者を選びましょう。

Step 2:打ち合わせとプランニング

業者が決まったら、打ち合わせを行い、具体的なプランを練り上げていきます。

打ち合わせのポイント

  • イメージ:どんな空間にしたいのか、具体的なイメージを伝えましょう。
  • 要望:間取りや素材、色など、要望を伝えましょう。
  • 予算:予算を伝え、可能な範囲でプランを考えてもらいましょう。

Step 3:契約と工事準備

プランが決まったら、契約書の内容をしっかり確認し、契約を締結します。 その後、工事に必要な準備を行います。

工事準備

  • 契約書:契約内容(工事期間、費用、保証など)をしっかり確認しましょう。
  • 近隣挨拶:工事前に、近隣住民に挨拶をしておきましょう。
  • 荷物:工事の邪魔になるものは、事前に移動しておきましょう。

Step 4:工事開始と管理

工事が始まったら、定期的に現場を確認し、進捗状況を確認しましょう。 業者とのコミュニケーションを密にすることも大切です。

工事中の注意点

  • 進捗状況:工事の進捗状況を定期的に確認しましょう。
  • 変更点:変更点があれば、早めに業者に伝えましょう。
  • 確認事項:現場で確認したいことがあれば、遠慮せずに業者に伝えましょう。

Step 5:完成と引き渡し

工事が完了したら、業者と一緒に仕上がりを確認します。 問題がなければ、引き渡しを受けます。

引き渡し

  • 仕上がり確認:不具合がないか、しっかり確認しましょう。
  • 保証書:保証書を受け取り、内容を確認しましょう。
  • アフターフォロー:アフターフォローについて、業者に確認しておきましょう。

各工程にかかる期間

内装工事にかかる期間は、工事の種類や規模によって異なります。 ここでは、一般的な目安をご紹介します。

  • 業者選び~契約:1週間~1ヶ月
  • プランニング:1週間~1ヶ月
  • 工事:1週間~数ヶ月

これらの期間はあくまで目安であり、実際には様々な要因によって変動します。 余裕をもってスケジュールを立てるようにしましょう。

内装工事を成功させるためのポイント

内装工事は、あなたの理想の空間を形にするための大切なプロセスです。 しかし、何も準備せずに工事を進めてしまうと、後悔してしまうことも…。

そこで、この章では、内装工事を成功させるための4つのポイントをわかりやすく解説していきます。

予算設定

まず、最初に考えるべきは予算です。 「あれもしたい!これもしたい!」と夢が膨らむかもしれませんが、まずは現実的な予算を把握することが大切です。

予算設定のポイント

  • 総予算:内装工事にかけられる総予算を決めましょう。
  • 内訳:工事の種類ごとに予算配分を決めましょう(例:壁紙工事〇〇円、床工事〇〇円など)。
  • 予備費:予期せぬ費用が発生した場合に備えて、予備費も確保しておきましょう。

業者選び

内装工事を成功させるためには、信頼できる業者選びが非常に重要です。

業者選びのポイント

  • 口コミや評判:実際に工事を依頼した人の口コミや評判を参考にしましょう。
  • 実績や得意分野:過去の施工事例や実績を確認し、自分の希望する工事を得意としているか確認しましょう。
  • 担当者との相性:担当者の人柄や対応も、業者選びの重要なポイントです。
  • 見積もり:複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討しましょう。

事前準備

理想の空間を実現するためには、事前にしっかりとイメージを具体的にしておくことが大切です。

事前準備のポイント

  • 理想の空間:どんな空間にしたいのか、具体的なイメージを膨らませましょう。
  • 情報収集:インテリア雑誌やウェブサイトを参考に、自分の好みのデザインや素材を見つけましょう。
  • サンプル:気になる素材があれば、サンプルを取り寄せて、質感や色味を確認しましょう。

注意事項

内装工事は、時にトラブルが発生することもあります。 事前に注意点を確認しておきましょう。

注意点

  • 契約内容:契約書の内容をしっかり確認し、不明な点は業者に質問しましょう。
  • 工事中の変更:工事中に変更したいことがあれば、早めに業者に伝えましょう。
  • 疑問や不安:疑問や不安があれば、遠慮せずに業者に相談しましょう。

まとめ

この記事では、内装工事の基礎知識から、種類、費用相場、流れ、そして成功させるためのポイントまで、幅広く解説してきました。

内装工事は、単に建物の内部を綺麗にするだけでなく、私たちの生活や活動をより快適に、より豊かにするためのものです。

理想の空間は、人それぞれ違うもの。 家族みんながくつろげるリビング、集中して仕事ができるオフィス、お客様がワクワクするような店舗。

どんな空間にしたいか、どんな暮らしをしたいか、しっかりとイメージをすることが、内装工事を成功させるための第一歩です。

株式会社ベータは長年、内装工事に携わって参りました。
内装工事に関してご不明な点等ございましたら、お気軽に当社までお問い合わせください。
専門のスタッフが誠意をもって対応させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

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