キッチンのIHリフォーム完全ガイド!費用相場、選び方、注意点まとめ

「ガスコンロからIHに替えたいけど、費用ってどれくらい?」
「種類が多すぎて、どれを選べばいいのかわからない…」
そんなお悩み、ありませんか?
火を使わない安全性や、お手入れのしやすさから人気が高いIHクッキングヒーター。
でも、リフォームを考えるとなると、費用や選び方、注意点など気になることがたくさんありますよね。
このブログでは、IHリフォームの基礎知識から費用相場、選ぶときのポイント、失敗しないための注意点まで、わかりやすくまとめました。
これからIHへのリフォームを検討している方は必見です!
目次
IHリフォームの基本

IHへのリフォームは、近年ますます人気を集めています。
火を使わない安心感や掃除のしやすさ、そしてスタイリッシュなデザインなどが、その理由です。
この章では、IHクッキングヒーターの基本的な仕組みや特徴、ガスコンロとの違いについて詳しく解説します。
IHクッキングヒーターとは?仕組みと特徴
IHクッキングヒーター(Induction Heating:電磁誘導加熱)は、電磁コイルによって鍋自体を発熱させる仕組みの調理器具です。
電気を使って磁力を発生させ、その磁力が金属製の鍋に流れることで熱が発生します。
つまり、ヒーター自体は熱くならず、鍋だけが加熱されるのが特徴です。
この仕組みにより、以下のような特徴があります:
✅高い安全性:火を使わないため、やけどや火災のリスクが低減されます。小さなお子様がいる家庭にもおすすめです。
✅掃除が簡単:フラットなガラストップ構造のため、サッと拭くだけでキレイに。調理中に吹きこぼれても掃除がしやすいのが魅力です。
✅高効率な加熱:熱が直接鍋に伝わるため、エネルギー効率が高く、調理時間の短縮にもつながります。
ガスコンロとの違い
IHとガスコンロ、それぞれに長所と短所があります。
比較して、自分のライフスタイルに合ったものを選ぶことが大切です。
比較項目 | IHクッキングヒーター | ガスコンロ |
安全性 | 火を使わず安心 | 火を使うため注意が必要 |
掃除のしやすさ | フラットで簡単 | 凹凸が多く手間がかかる |
調理のしやすさ | 鍋の種類に制限あり | どんな鍋でも使用可能 |
火力調整 | 数字での細かい調整が可能 | 直感的に火力がわかる |
停電時の使用 | 使用不可 | 使用可能 |
導入コスト | やや高め | 比較的安価 |
IHは安全性や清掃性に優れていますが、停電時に使えない点や、使用できる鍋に制限がある点はデメリットです。
一方で、ガスは直火による調理のしやすさや、調理器具を選ばない柔軟性が魅力です。
どちらを選ぶかは、使用環境や調理スタイルによって異なるでしょう。
IHリフォームの種類と費用

IHの導入方法にはさまざまなスタイルがあり、費用も工事の規模や設備のグレードによって大きく異なります。
この章では、部分的なリフォームからフルリフォームまで、それぞれの特徴と費用相場について解説します。
予算や目的に応じて、自分にぴったりのリフォームプランを見つけましょう。
部分リフォーム:費用を抑えてIHを導入
「今使っているキッチンは気に入っているけれど、コンロだけIHに変えたい」という方には、部分リフォームがおすすめです。
ビルトイン型のIHクッキングヒーターへの交換は、比較的短期間で施工が可能で、費用も抑えられます。
主な内容と費用の目安:
・IHコンロ本体:5万〜20万円程度(機能やグレードによる)
・取付工事費:3万〜8万円程度
・必要に応じて電源工事(200V化):1万〜5万円程度
💰合計費用の目安:10万〜30万円前後
電源の状況や既存キッチンの構造によっては追加費用が発生することもあるので、事前の現地調査が重要です。
全体リフォーム:理想のキッチン空間を実現
キッチン全体を一新するフルリフォームは、デザインや使い勝手をトータルで見直すチャンスです。
IH導入だけでなく、収納の改善やレイアウトの変更、最新のキッチン設備への交換など、理想の空間づくりが可能です。
主な内容と費用の目安:
・システムキッチン本体:50万〜150万円以上
・工事費(解体・設置・配管・電気工事など):30万〜80万円程度
・その他(壁紙・床材・照明など):10万〜30万円程度
💰合計費用の目安:100万〜250万円前後
ハイグレードな素材や最新設備を選べば、さらに費用は高くなりますが、その分、満足度の高いキッチンが実現できます。
グレード別費用相場:予算に合わせた選び方
IHへのリフォームでは、設備のグレードによって費用も大きく変わります。
以下に、おおまかなグレード別の特徴と費用相場をまとめました。
グレード | 特徴 | 費用目安(全体リフォーム) |
ローグレード | ベーシックな機能・デザイン、費用を重視 | 約80万〜120万円 |
ミドルグレード | 収納やデザイン性も重視、バランスの良い仕様 | 約120万〜180万円 |
ハイグレード | 高機能・高級素材を使用、最新設備も導入 | 約180万〜300万円以上 |
予算に合わせて、どこに重点を置くかを明確にすると、納得のいくリフォームが実現しやすくなります。
「部分的に抑える・こだわる所には投資する」といったバランスの取り方もおすすめです。
IHクッキングヒーターの選び方

IHクッキングヒーターは種類も豊富で、価格帯もさまざま。
どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、タイプやメーカーごとの違い、そして選ぶ際にチェックすべきポイントをわかりやすく解説します。
自分のライフスタイルにぴったりのIHを見つけましょう。
タイプ別比較
IHクッキングヒーターには主に以下の2種類のタイプがあります。
それぞれの特徴を理解して、住まいや使い方に合ったタイプを選びましょう。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
据え置き型 | 卓上タイプで、ガス台の上に設置できる | 工事不要で手軽に導入可/賃貸でもOK | 見た目がややごちゃつく/調理スペースが狭くなりがち |
ビルトイン型 | システムキッチンに組み込むタイプ | 見た目がスッキリ/調理スペースが広く使える | 設置には工事が必要/初期費用がやや高め |
短期的に使いたい場合や、賃貸住宅では据え置き型が便利ですが、長く快適に使いたいならビルトイン型がおすすめです。
メーカー比較
IHクッキングヒーターは各社から多様な製品が出ており、それぞれに強みがあります。
以下は、国内で特に人気の高いメーカーと、その特徴の比較です。
メーカー | 特徴 | 代表モデル |
Panasonic(パナソニック) | シンプルで使いやすい設計。光火力センサーやオールメタル対応機種もあり | 「KZシリーズ」など |
三菱電機 | グリル機能が充実。魚も肉も美味しく焼けると好評 | 「CS-Gシリーズ」など |
日立(HITACHI) | 操作性が高く、デザインもスタイリッシュ。火力コントロールも繊細 | 「HTシリーズ」など |
パロマ/アイリスオーヤマ | 据え置き型が中心。価格もリーズナブルで導入しやすい | 「IHK-T37」「IHG60K」など |
メーカーごとにグリル性能やセンサーの精度、デザイン性など異なるので、用途に合った製品選びが重要です。
選び方のポイント

IHクッキングヒーターを選ぶ際には、以下のような観点から自分に合ったものを選ぶのがポイントです。
✅家族構成に合わせて選ぶ
→ 一人暮らしなら2口タイプで十分、4人以上の家庭では3口タイプ+グリル付きが便利。
✅料理スタイルに合わせて選ぶ
→ 煮物や炒め物が中心の方は火力重視、パンやお菓子をよく作る方は温度調整機能が充実したモデルが◎。
✅予算に合わせて選ぶ
→ 据え置き型なら1万円台から、ビルトイン型は10万円〜30万円以上と幅があるため、予算に応じて選択。
✅便利機能にも注目
→ タイマー、チャイルドロック、余熱表示、グリル自動調理など、日常の使いやすさに差が出る機能はぜひチェック。
IHリフォームの注意点

IHへのリフォームは快適さや安全性の向上につながりますが、導入時や使用後に注意すべき点もいくつかあります。
工事に関する技術的なポイントや、日常的な使い方の工夫、安全対策についてあらかじめ理解しておくことで、トラブルや後悔を防ぐことができます。
工事の注意点

IHクッキングヒーターは高出力の電気機器であるため、電気工事が必要になる場合があります。
特に以下の点は事前に確認・対処が必要です。
📌電気容量の確認:IH機器は通常200V・20A以上の電源が必要です。ブレーカーの容量が不足していると、ブレーカーが落ちやすくなるため、契約アンペアの変更や分電盤の工事が必要になる場合も。
📌専用回路の配線:IH専用の配線を設けることで、安全に使用でき、他の家電との干渉も防げます。
📌アース工事:感電防止のため、アースの接続は必須です。古い住宅の場合は、新たにアース工事を行うこともあります。
これらは専門の電気工事士による施工が必要となるため、信頼できる業者に依頼しましょう。
使用上の注意点
IHクッキングヒーターは、対応する調理器具でないと正しく加熱されません。
購入前には以下の点を確認しておくと安心です。
🚨IH対応マークのある鍋やフライパンを使用
→ 鉄やステンレスなど、磁力に反応する素材が必要。アルミや銅製は基本的に使用不可です。
🚨底が平らな鍋を選ぶ
→ 加熱ムラや誤作動を防ぐため、鍋底の形状にも注意しましょう。
また、お手入れに関しては以下のポイントを押さえておくと長持ちします:
✅ガラストップは乾いた布や中性洗剤でサッと拭き掃除
✅焦げ付きやすい部分(グリルや排気口など)は定期的に清掃
✅調理後すぐに掃除をすることで汚れがこびりつかず楽にお手入れ可能
安全対策
IHは火を使わないため、ガスに比べて安全性が高いものの、万全な安全対策は不可欠です。
とくに小さなお子様や高齢のご家族がいるご家庭では、以下のポイントに注意しましょう。
🚨チャイルドロック機能の活用
→ 子どもが勝手にスイッチを入れたり、誤作動を起こすのを防ぎます。
🚨操作パネルの位置に注意
→ 高齢者にも見やすく押しやすい位置にあるタイプを選ぶと安心。
🚨調理後のプレートは高温に注意
→ IH自体は加熱しませんが、余熱で天板が熱くなるため、使用後しばらくは注意が必要です。
🚨滑りにくいキッチンマットの設置や照明の明るさ確保
→ 安全面の配慮として、転倒防止や視認性の向上も大切です。
IHリフォームの費用を安く抑えるコツ

IHへのリフォームは、安全性や利便性が向上する反面、費用がかさむこともあります。
しかし、いくつかの工夫をすることで、費用を抑えながら満足のいくリフォームを実現することが可能です。
ここでは、費用を節約するための3つのポイントをご紹介します。
補助金・助成金制度の活用
IHへのリフォームは、エコリフォームやバリアフリー化の一環として扱われることがあり、自治体や国の補助金・助成金の対象となるケースがあります。
たとえば、「こどもエコすまい支援事業」や「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などが該当する場合があります。
申請には条件があるため、リフォームを検討する段階で早めに調べておくと良いでしょう。
補助金の活用により、数万円〜数十万円の節約が可能になることもあります。
複数業者からの見積もり比較
費用を抑えるうえで、複数のリフォーム業者から見積もりを取って比較することは非常に重要です。
同じリフォーム内容でも業者によって価格やサービス内容に差があるため、1社に決めてしまうのはリスクがあります。
また、相見積もりを取ることで、価格交渉の材料にもなります。
信頼できる比較サイトや口コミを活用し、実績のある業者を複数ピックアップして検討しましょう。
リフォーム時期やプランの見直し
リフォームのタイミングや内容を見直すことでもコストダウンが可能です。
たとえば、繁忙期(春・秋)を避けて閑散期(夏・冬)に工事を依頼することで、割引を受けられる場合があります。
また、すべてを新しくするのではなく、既存の設備を活かせる部分は残すことで費用を抑えることもできます。
必要最低限のリフォームからスタートし、将来的に段階的に改修していくという選択肢も検討してみてください。
まとめ

IHへのリフォームは、見た目の美しさだけでなく、安全性やお手入れのしやすさ、効率的な調理といった多くのメリットがあります。
特に、小さなお子さまや高齢のご家族がいる家庭では、火を使わない安心感は大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、リフォームには費用や業者選び、プランの検討など、事前にしっかりと準備すべきポイントもあります。
補助金制度の活用や相見積もりの取得、時期や内容の見直しなどを上手に取り入れれば、無理なく理想のキッチンを実現することも十分可能です。
日々の料理がもっと楽しく、快適になるIHキッチン。
ライフスタイルや予算に合った最適なリフォームを計画して、家族みんなが笑顔になれるキッチン空間を手に入れましょう。
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