店舗・オフィスの床リフォーム|おすすめ床材と選び方のポイント

店舗・オフィスの床リフォーム

店舗やオフィスの印象は「床」で決まる?!

お客様や取引先が初めて足を踏み入れる空間――それが店舗やオフィスです。

その第一印象を左右するのが、意外にも「床」です。
床は空間全体の雰囲気を演出するだけでなく、快適さや安全性、清掃のしやすさにも直結する重要な要素です。

本記事では、床リフォームを検討中の方に向けて、用途別のおすすめ床材と、失敗しない選び方のポイントをわかりやすくご紹介します。
見た目も機能性も両立した、理想の空間づくりのヒントをぜひチェックしてみてください!

店舗・オフィスの床に求められる条件

店舗・オフィスの床リフォーム

店舗やオフィスの床材を選ぶ際は、見た目の美しさだけでなく、日常的な使用環境や機能性をしっかりと考慮する必要があります
ここでは、特に重視したい3つのポイントをご紹介します。

耐久性・耐傷性に優れていること

店舗・オフィスの床リフォーム

日々多くの人が行き交う店舗やオフィスでは、床にかかる負荷が非常に大きくなります。
そのため、長期間の使用に耐えられる耐久性、そして備品や什器の移動による擦り傷に強い耐傷性が欠かせません

土足での利用を想定した素材選び

特に土足で利用するケースがほとんどのため、靴底による摩耗や砂・小石などによる細かな傷にも耐えうる素材を選ぶことが重要です。
フロアタイルや硬質のビニル床材、セラミックタイルなどは、こうした点で優れた性能を発揮します。

メンテナンスのしやすさ

店舗・オフィスの床リフォーム

美観を保つためには、日々の清掃やメンテナンスのしやすさも重要なポイントです。
汚れが付きにくく、拭き掃除やモップ掛けだけで簡単にきれいになる床材は、従業員の清掃負担を軽減し、常に清潔な環境を維持できます。

特に飲食を扱う店舗では、清掃性の高さが衛生管理にも直結します。

デザイン性の高さ

床は空間全体の印象を大きく左右するため、デザイン性も軽視できません。
企業のイメージやブランドコンセプトに合った床材を選ぶことで、訪れる人に強い印象を与えることができます。

店舗の雰囲気づくりに応える意匠性

例えば、ナチュラルで落ち着いた空間には木目調のフローリング調床材が、モダンでスタイリッシュなオフィスには石目調やコンクリート調の床材がマッチします。
最近では、機能性に加え、意匠性にも優れた床材が多く登場しており、理想の空間演出が可能になっています。

店舗・オフィスに適した床材の種類

床材には多種多様な種類があり、それぞれに特長があります。
用途や業種、求める雰囲気に応じて、最適なものを選ぶことが大切です。

ここでは、店舗やオフィスに特に適した代表的な床材を紹介します。

耐久性の高いタイルカーペット

タイルカーペット

タイルカーペットは、オフィスでの採用率が高い床材のひとつです。
優れた耐久性と防音性があり、椅子の移動や人の出入りが頻繁な場所でもへたりにくいのが特徴です。

また、部分的に張り替えができるため、汚れた箇所だけを交換できる点も大きなメリットです。

掃除がしやすいクッションフロア

クッションフロア

クッションフロアは、ビニール系の素材で作られた柔らかい床材です。
水や汚れに強く、モップや雑巾でサッと拭くだけでお手入れが完了するため、飲食店や美容室など、清掃頻度の高い業種におすすめです。
最近では、木目柄や石目柄など、デザインの幅も広がっています。

高級感のある磁器タイル

磁器タイル

磁器タイルは、硬くて傷がつきにくく、重厚感や高級感を演出できる床材です。
ロビーやショールーム、ブティックなど、来訪者の印象が重要な空間に最適です。
水や熱にも強く、メンテナンス性にも優れているため、長期的な美観の維持が可能です。

フローリングで木の温もりを演出

フローリング

木のぬくもりを感じさせるフローリングは、落ち着いた雰囲気づくりに最適です。
ナチュラルなデザインは、カフェやセレクトショップ、来客のあるオフィスなどにぴったり。
傷や水に強い加工がされた商品も増えており、土足利用にも対応可能なタイプがあります。

施工が簡単なフロアタイル

フロアタイル

フロアタイルは、見た目はフローリングや石材のようでありながら、施工のしやすさが大きな魅力です。
軽量で扱いやすく、DIYでも施工できる製品も多数あります。

置くだけ、はめ込み式の手軽さ

近年注目されているのが、「置くだけ」や「はめ込み式」といった簡単施工タイプのフロアタイルです。
専門業者に頼まずとも設置ができるため、工事コストを抑えたい方や、短期間でリニューアルしたい方にもおすすめです。
レイアウト変更や移転時にも再利用しやすいのがポイントです。

床材の選び方のポイント

ポイント

床材は、単に見た目や価格で選ぶのではなく、施工環境や運用後の使い勝手まで含めて検討することが大切です。
ここでは、床材選びで失敗しないために押さえておきたいポイントを紹介します。

施工する下地の状態をチェック

店舗・オフィスの床リフォーム

床材の性能を十分に発揮するには、施工する下地の状態が整っていることが前提です。
凹凸やひび割れがあると、仕上がりに影響したり、耐久性が損なわれたりする場合があります。

床材によっては下地処理が必要なこともあるため、事前の確認が重要です。

原状回復の必要性を考慮

賃貸物件の店舗やオフィスでは、退去時に原状回復が求められるケースが多くあります。
そのため、取り外しやすい床材や、下地を傷めずに施工・撤去ができるタイプを選ぶと安心です。

置き敷きタイプやはめ込み式のフロアタイルは、こうしたニーズにぴったりです。

キャスター付き椅子での使用を想定

オフィスでよく使用されるキャスター付きの椅子は、床材に負担をかけがちです。
フローリングやクッション性のある床材では、摩耗やへこみが生じることも。

耐摩耗性に優れたタイルカーペットやフロアタイルなど、キャスターとの相性を考慮した素材選びが重要です。

静電気対策が必要な環境か見極める

精密機器や電子機器を多く扱うオフィスや施設では、静電気対策も検討すべきポイントです。
静電気の発生を抑える導電性床材や、帯電防止処理が施された床材を選ぶことで、機器の誤作動や破損リスクを低減できます。

DIYで施工できるかどうか

コストを抑えたい、短期間でリフォームしたい、といった場合には、DIYで施工できる床材が便利です。
特に、はめ込み式や置き敷きタイプのフロアタイルは、専門的な工具を使わずに施工できるため人気があります。
初めての方でも扱いやすい商品を選べば、リフォームのハードルもぐっと下がります。

床材の種類別の費用相場

費用

床材を選ぶ際には、見た目や機能性に加えて「コスト面」も重要な判断基準になります。
ここでは、代表的な床材ごとの費用相場について、施工費込みでの目安を交えて紹介します(※価格はあくまで参考の一般的な相場です)。

フローリング

フローリングは、木の質感やぬくもりが魅力の床材です。
自然素材を使用した分、価格帯はやや高めですが、空間に高級感を与えてくれます。

単層と複合で価格差あり

フローリングには「無垢(単層)フローリング」と「複合(合板)フローリング」の2種類があり、価格に大きな差があります。

📌無垢フローリング:1㎡あたり 10,000~20,000円前後(材質により大きく変動)
📌複合フローリング:1㎡あたり 5,000~10,000円前後

無垢材は高価ですが、風合いや経年変化を楽しみたい空間におすすめです。
一方、複合タイプはコストパフォーマンスが良く、商業空間でも多く使われています。

クッションフロア

クッションフロアは、コストを抑えつつ施工がしやすい床材として人気です。
水や汚れに強いため、飲食店やトイレ、休憩スペースなどにも適しています。

📌費用相場:1㎡あたり 3,000~6,000円程度(材料+施工費込み)
📌比較的安価で、施工期間も短いため、低予算でのリフォームに最適です。

磁器タイル

磁器タイルは、耐久性・防水性・高級感の3拍子が揃った床材です。
主に高級店舗やエントランスなど、意匠性が重視される空間で使われます。

📌費用相場:1㎡あたり 12,000~25,000円程度
📌施工には下地処理や専門技術が必要なため、工事費も比較的高めですが、長期的な美観維持や耐久性を重視するならおすすめです。

タイルカーペット

オフィスや商業施設で広く使われているタイルカーペットは、耐久性・防音性・メンテナンス性に優れ、コストバランスも良好です。

📌費用相場:1㎡あたり 4,000~8,000円程度
📌部分張り替えが可能なため、長期運用にも向いており、ランニングコストも抑えやすい床材です。

床リフォーム後のお手入れ方法

店舗・オフィスの床リフォーム

床リフォームが完了したら、その美しさと機能性を長く保つためには、日々のお手入れが欠かせません。
素材ごとに適したメンテナンス方法を知っておくことで、傷や劣化を防ぎ、快適な環境を維持できます。

フローリングの掃除のコツ

フローリングは、木の風合いを活かした床材のため、傷や水分に注意が必要です。

  • 日常の掃除は、ホコリやゴミを取り除くために、柔らかいモップや掃除機で優しく清掃しましょう。
  • 水拭きをする場合は、固く絞った雑巾を使い、水分が残らないように仕上げ拭きを忘れずに。
  • ワックス仕上げの場合は、定期的に専用のフローリングワックスを使ってツヤ出し・保護を行うと効果的です。

クッションフロアのお手入れ

クッションフロアは耐水性と清掃性に優れているため、日常の手入れは比較的簡単です。

  • ホコリや髪の毛は掃除機やモップで除去。
  • こびりついた汚れは、中性洗剤を薄めた水で拭き取ると効果的です。
  • ワックス不要タイプが多いですが、光沢を保ちたい場合は専用ワックスの使用も可能です。

傷つきやすい家具の脚にはフェルトなどの保護材を貼ると、床の長持ちにつながります。

タイルカーペットのメンテナンス

タイルカーペットは、メンテナンスのしやすさが魅力の床材です。
特にオフィスや商業施設での使用に向いています。

  • 日常清掃は掃除機を使ってホコリを除去。吸引力の高いヘッドを使うとより効果的です。
  • 部分的な汚れには、その部分だけを外して水洗いすることも可能。
  • 定期的なスチームクリーニングやシャンプー洗浄を行うと、繊維の奥に入り込んだ汚れまでスッキリ落とせます。

磁器タイルの清掃方法

磁器タイルは汚れや水に強く、手入れがしやすいのが特長です。

  • 日常の汚れは、モップやほうきで取り除き、水拭きでもきれいになります。
  • こびりついた汚れには、中性洗剤を使い、柔らかいブラシで軽くこすると落としやすいです。
  • 目地部分には汚れが溜まりやすいため、定期的に目地用クリーナーや漂白剤で清掃すると清潔感を保てます。

店舗・オフィスの床リフォームまとめ

まとめ

店舗やオフィスの床リフォームは、見た目の印象を変えるだけでなく、快適性や安全性、作業効率にも大きく影響を与える重要なポイントです。

床材を選ぶ際は、耐久性・メンテナンス性・デザイン性といった条件をバランスよく考慮し、自分たちの空間に合った素材を見極めることが大切です。
フローリングやクッションフロア、磁器タイル、タイルカーペットなど、それぞれに特長があるため、用途や予算に応じた選択を心がけましょう。

また、施工する下地の状態や原状回復の必要性、キャスター使用の有無、静電気対策の有無といった細かな条件も、床材選びにおいて見落とせないポイントです。
さらに、リフォーム後の適切なメンテナンスを行うことで、美観と機能性を長く保つことができます。

理想の空間づくりを実現するためには、床材選びから施工方法、アフターケアまでをトータルで考えることが成功の鍵です。
迷ったときは、信頼できる業者に相談して、プロの意見を取り入れるのも良いでしょう。

店舗やオフィスの価値を高め、より快適な空間をつくる第一歩として、床リフォームを検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

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