洗面台リフォームの費用相場と工事のポイント

洗面台リフォーム

毎日使う洗面台。
朝の身支度や帰宅後の手洗いなど、暮らしの中で欠かせない場所ですよね。

だからこそ、古くなったり使い勝手が悪くなってきたと感じたときは、思い切ってリフォームを検討するのもひとつの手です。

しかし、
「洗面台のリフォームっていくらかかるの?」
「どんな工事が必要なの?」

と疑問も多いもの。

この記事では、洗面台リフォームの費用相場と、工事のポイントについてわかりやすく解説します。
リフォームを検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください!

洗面台の種類と特徴

洗面台にはさまざまな種類があり、使い勝手やデザイン性、収納力などがそれぞれ異なります。
リフォームの際は、生活スタイルや設置スペースに合わせて最適なタイプを選ぶことが大切です。

ここでは代表的な洗面台の種類をご紹介します。

一般的な洗面台

洗面台リフォーム

もっとも多くのご家庭で使われているのが、スタンダードな洗面台です。
洗面ボウルと鏡、収納キャビネットが一体になっており、シンプルな構造が特徴。価格も比較的リーズナブルで、交換や取り付けもスムーズです。

「特別なこだわりはないけれど、清潔感のある洗面台にしたい」という方にはぴったり。
基本性能がしっかりしているので、日常使いには十分なタイプです。

ユニットタイプの化粧洗面台

洗面台リフォーム

ユニットタイプの化粧洗面台は、洗面ボウル・鏡・収納があらかじめセットになっているタイプで、デザインやサイズの選択肢が豊富です。
機能性が高く、水はねを防ぐ構造や、曇り止めミラー、LED照明などを備えているものもあります。

比較的手ごろな価格帯で導入しやすく、リフォーム初心者にもおすすめです。
コンパクトなモデルも多く、狭いスペースにも設置可能です。

システムタイプの化粧洗面台

洗面台リフォーム

システムタイプは、自分好みにカスタマイズできるのが最大の魅力。
カウンターや収納、鏡などのパーツを自由に組み合わせることができ、デザイン性と機能性を両立させたい方に人気です。

洗面スペースをホテルライクにしたい、収納をしっかり確保したいといったこだわりがある方におすすめ。
ただし、プランによっては費用が高くなる傾向があるため、予算とのバランスを見ながら選びましょう。

洗面台交換の工事費用相場

費用

洗面台のリフォームを考える際、やはり気になるのが費用のこと。

「本体代だけで済むと思っていたら、意外と工事費がかさんだ…」
なんてことにならないように、事前に費用の目安を把握しておきましょう。

ここでは、本体価格から工事費の内訳、実際の費用事例までご紹介します。

洗面台本体の価格相場

洗面台本体の価格は、選ぶタイプや機能、デザインによって大きく異なります。

  • スタンダードタイプ(シンプルな一体型):5〜10万円程度
  • ユニットタイプ(機能性や収納力が高い):10〜20万円程度
  • システムタイプ(カスタマイズ可能な高機能タイプ):20〜40万円以上

メーカーやグレードによって価格差がありますが、家族構成や使い方に合った機能を見極めることがコスパの良い選び方のポイントです。

工事費用の内訳と相場

洗面台の交換には本体の取り付け以外にも、さまざまな工事が必要になります。
それぞれの工事項目ごとに、相場を見てみましょう。

洗面台の撤去・取付け費用

古い洗面台の撤去と新しいものの設置には、約2〜5万円程度が目安です。
設置場所が狭かったり、特殊な工事が必要な場合は、やや高くなることもあります。

給排水工事費用

配管の位置調整や交換が必要な場合、1〜3万円程度が相場です。
現在の洗面台と新しいものの仕様が異なると、給排水管の移動工事が発生し、その分費用がかかります。

内装工事や電気工事の費用

洗面台の交換に伴って、壁紙や床材の張り替えを行う場合、1〜5万円程度が目安です。
さらに、照明やコンセントの増設など、電気工事が必要な場合は1〜3万円程度が追加されることがあります。

洗面台リフォーム費用の事例

実際にどのくらいの費用がかかるのか、具体的な事例を見てみましょう。

  • 事例①:スタンダード洗面台への交換(撤去・取付けのみ)
     本体8万円+工事費3万円=約11万円
  • 事例②:ユニットタイプ+内装も一新
     本体15万円+撤去・取付け3万円+内装工事3万円=約21万円
  • 事例③:システム洗面台+配管・電気工事あり
     本体28万円+撤去・取付け5万円+給排水2万円+電気工事2万円=約37万円

人気の洗面台メーカーと商品

洗面台のリフォームを検討する際、どのメーカーを選べば良いか迷ってしまう方も多いはず。
国内には、機能性・デザイン性・コスパのバランスが取れた信頼できるメーカーがいくつかあります。

ここでは、リフォームで特に人気の高い3メーカーとその代表的なシリーズをご紹介します。

LIXIL(INAX)のオフトシリーズ

LIXILオフトシリーズ

LIXIL(INAX)のオフトシリーズは、シンプルで使い勝手の良い洗面台をお探しの方にぴったりのエントリーモデル。
コンパクトながら収納スペースも確保されており、限られたスペースにもすっきり収まります。

特長:

✅幅広いサイズ展開で、戸建て・マンション問わず対応可能
✅お手入れしやすい素材とシンプルなデザイン
✅比較的リーズナブルな価格帯でコスパも◎

初めてのリフォームや、コストを抑えつつ清潔感のある洗面スペースにしたいという方におすすめです。

Panasonicのエムラインシリーズ

Panasonicエムラインシリーズ

Panasonicのエムラインシリーズは、コンパクトながらも収納力や機能性に優れた、非常に人気の高いモデルです。
ミラーキャビネットの機能が充実しており、毎日の身支度がより快適になります。

特長:

✅三面鏡タイプで収納力抜群
✅LED照明やくもり止めヒーターなど、便利機能が充実
✅本体・ミラー・収納すべてが無駄なく設計されており、省スペースでも快適

シンプルでありながら高機能、そして省エネ設計も魅力的。
機能性と価格のバランスを重視したい方におすすめです。

TOTO(サクア)の洗面化粧台

TOTOサクア

TOTOのサクアシリーズは、広くて使いやすい洗面ボウルと高い清掃性が特徴の、ワンランク上の洗面化粧台です。
水栓まわりがすっきり設計されており、見た目も美しく、お掃除の手間も軽減できます。

特長:

✅深くて広いボウル設計で、洗顔や洗髪もしやすい
✅「すべり台ボウル」で水がスムーズに流れ、汚れがつきにくい
✅鏡裏収納・引き出し収納など、細やかな配慮が光る設計

家族みんなが快適に使える洗面台を求める方に人気。
機能性と高級感を両立したい方にぴったりのシリーズです。

洗面台リフォームの工事内容と期間

洗面台リフォームの工事内容

洗面台のリフォームと聞くと、「大がかりな工事になるのでは?」と不安になる方もいらっしゃいますが、実は比較的短期間で完了するケースがほとんどです。
ここでは、工事の流れや所要期間、マンションでの注意点について詳しくご紹介します。

工事の流れと作業内容

洗面台交換の工事は、基本的に以下のような流れで進みます。

1.既存の洗面台の撤去
古い洗面台を取り外し、給排水管や電気配線の状態を確認します。

2.給排水・電気工事(必要に応じて)
新しい洗面台に合わせて、配管やコンセントの位置調整を行います。

3.内装工事(必要に応じて)
洗面台の周囲の壁紙や床材を貼り替えることで、空間全体がきれいに仕上がります。

4.新しい洗面台の設置・取り付け
本体を設置し、給排水や電気まわりの接続を行って完成です。

工事は多くの場合、1日〜2日程度で終わるため、比較的手軽にできるリフォームといえるでしょう。

工事にかかる期間の目安

洗面台リフォームの工事期間は、内容によって異なりますが、おおよその目安は以下の通りです。

  • 洗面台の交換のみ(内装工事なし)半日〜1日程度
  • 配管調整・内装工事を含む場合1〜2日程度
  • システムタイプでのフルカスタム+内装一新2〜3日程度

事前に搬入経路や現場確認をしておくことで、工事をスムーズに進められます。
また、商品の納期によっては着工までに少し時間がかかることもありますので、早めの計画がおすすめです。

マンションでの洗面台交換工事の注意点

マンションでの洗面台リフォームには、戸建てとは違った注意点があります。

  • 管理組合への事前申請が必要な場合がほとんどです。リフォーム内容や工事日程を記載した申請書を提出しましょう。
  • 工事時間の制限(例:平日10時〜17時など)があるため、スケジュール調整が必要です。
  • 給排水の位置が変更できない場合もあります。事前に現地調査を行い、配管の可動範囲を確認することが大切です。
  • 近隣への配慮も重要です。騒音や作業員の出入りについて、事前に挨拶をしておくとトラブル防止になります。

マンション特有のルールを理解した上で、経験豊富な業者に依頼することで、安心してリフォームを進めることができます。

使いやすい洗面台選びのコツ

洗面台リフォームのポイント

洗面台は、毎日使うからこそ「使いやすさ」がとても大切です。
デザインや価格だけで選んでしまうと、あとから「もっとこうすれば良かった…」と後悔してしまうことも。

ここでは、後悔しないための洗面台選びのポイントを3つに絞ってご紹介します。

①高さとボウルサイズを確認する

洗面台の高さは、快適な使い心地に直結する重要なポイントです。
一般的には80cm〜85cm前後が多いですが、背の高さや使用目的に合わせて選びましょう。

  • 背が高い方:85cm以上が使いやすい
  • 小柄な方やお子様中心の場合:75cm前後が扱いやすい

また、ボウルのサイズや深さもチェックしたいところ。
洗顔や洗髪をよくする方には、深めで広めのボウルがおすすめです。水はねしにくく、作業もしやすくなります。

②収納スペースを充実させる

洗面所まわりは、意外と物が多くなりがち。
収納力のある洗面台を選ぶことで、見た目もスッキリ保てて、日々の使い勝手もアップします。

おすすめは以下のような収納タイプ:

引き出し式キャビネット:奥のものまで取り出しやすい
鏡裏収納(ミラーキャビネット):歯ブラシや化粧品など小物の整理に便利
オープン棚 or サイド収納:タオルやストック品を取り出しやすく収納可能

家族構成や使うアイテムに合わせて、必要な収納量を事前に考えておくと失敗がありません。

③お手入れのしやすさを重視する

洗面台は水や石けんカスなどで汚れやすい場所。
掃除のしやすさ=長くきれいを保つコツです。

お手入れが楽なポイント:

・継ぎ目の少ないボウルや一体型カウンター
・水アカが付きにくい素材(人工大理石など)
・排水口がゴミ詰まりしにくい構造

最近のモデルは、汚れがつきにくく、お掃除がしやすい工夫が施されているものが多くなっています。
見た目だけでなく、日々の手間を減らせる設計かどうかにも注目して選ぶのがおすすめです。

洗面台リフォームの費用を抑えるポイント

ポイント

洗面台のリフォームをするなら、できるだけコストを抑えつつ、満足のいく仕上がりにしたいですよね。
ここでは、予算を抑えながらも賢くリフォームを行うための3つのポイントをご紹介します。

①本体価格を抑える

まず見直したいのが、洗面台本体の価格です。
ハイグレードなモデルは機能も充実していますが、実際には使わない機能も含まれていることもあります。

費用を抑えるコツ:

✅必要な機能だけに絞ったシンプルなモデルを選ぶ
✅型落ち商品やアウトレット品を活用する
✅複数メーカーを比較し、同等機能で価格が安いものを選ぶ

特にメーカーの旧モデルは、品質はしっかりしていながら価格がグッと抑えられるため、コスパ重視の方におすすめです。

②工事費用を抑える

工事費もリフォーム費用の中で大きな割合を占めますが、工夫次第でコストを抑えることが可能です。

ポイントは以下の通り:

レイアウトや配管位置を変えずに設置する
✅壁紙や床材の張り替えを最小限にする
✅複数の業者から見積もりを取り、比較検討する

「なるべく現状のままで交換だけ行う」ことで、配管工事や内装工事のコストを抑えることができます。
また、相見積もりを取ることで、適正価格かどうかも判断しやすくなります。

③リフォーム補助金の活用を検討する

リフォームの内容によっては、自治体や国の補助金制度を活用できる場合もあります。
たとえば、高齢者対応のバリアフリー化や、省エネ機器を使ったリフォームなどが対象になることがあります。

チェックしておきたい補助制度:

✅介護保険を利用した住宅改修補助(手すり設置や段差解消など)
✅各自治体が実施しているリフォーム助成金・補助金制度
✅省エネ住宅ポイント制度(対象機器や工事内容による)

申請には条件や期限があるため、早めに自治体の窓口や施工業者に確認しておくと安心です。
補助金をうまく活用できれば、実質的な負担をかなり抑えることも可能です。

まとめ

まとめ

洗面台リフォームは、日々の暮らしの快適さを大きく左右する大切なポイントです。
今回ご紹介したように、洗面台の種類やメーカーごとの特徴、工事内容や費用相場を把握しておくことで、自分にぴったりのリフォーム計画を立てやすくなります。

今回のポイントをおさらいすると…

✅洗面台には「一般タイプ」「ユニットタイプ」「システムタイプ」などがあり、使い方やスペースに応じて選ぶことが大切
✅費用は本体価格+工事費用で構成されており、内容に応じて数万円〜数十万円まで幅広い
✅人気メーカーにはLIXIL、Panasonic、TOTOなどがあり、コスパや機能性に優れたシリーズも充実
✅工事期間は1日〜2日が一般的で、マンションでは管理規約の確認も忘れずに
✅高さ・収納・清掃性などをチェックして「使いやすさ重視」で選ぶことが後悔しないコツ
✅補助金や型落ちモデルの活用など、工夫次第でコストも抑えられる

初めての洗面台リフォームでも、情報をしっかり押さえておけば安心して進められます。
予算や希望に合わせて、信頼できる施工業者と一緒に理想の洗面スペースを叶えていきましょう。

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この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

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