お風呂の床だけのリフォーム|費用や床材の種類を解説

お風呂場のリフォームと聞くと「大がかりで高額になりそう」と感じる方も多いかもしれません。
でも、実は床だけのリフォームなら、手軽に快適さと安全性をアップできる方法なんです。
滑りやすさや冷たさ、汚れの落ちにくさなど、意外とストレスの多いお風呂の床。
放っておくと転倒などの危険もあり、家族の安全面でも気になるところです。
この記事では、お風呂の床リフォームにかかる費用や選べる床材の種類、リフォームのポイントについてわかりやすく解説します。
「部分的にリフォームしたい」「コストを抑えて快適なお風呂にしたい」とお考えの方は、ぜひ最後までチェックしてみてください!
目次
お風呂の床だけリフォームするメリット

お風呂場のリフォームというと、壁や浴槽、天井までまるごと取り替えるイメージがあるかもしれません。
しかし、実は「床だけ」のリフォームでも、日々の使い心地や安全性がぐっと向上します。
ここでは、床だけリフォームする主なメリットを3つご紹介します。
①床の冷たさを解消できる
冬場のお風呂でヒヤッと感じる床の冷たさ…誰もが一度は経験したことがあるのではないでしょうか?
古い床材やタイル張りの床は、熱が伝わりにくく、特に寒い季節には足元が冷えてつらいものです。
最近の床材には、断熱性や保温性に優れた素材が使われているものが多く、冷たさを感じにくくする工夫がされています。
リフォームによって、寒い日でも快適にお風呂タイムを楽しめるようになります。
②滑りにくく安全性が向上する
お風呂場は水や石けんで床が滑りやすくなり、転倒事故のリスクが高い場所のひとつです。
特に小さなお子様やご高齢の方がいるご家庭では、安全面が気になりますよね。
床材を滑りにくい素材に変えることで、転倒防止につながり、安心して使えるお風呂場になります。
クッション性のある床材を選べば、万が一転倒した際の衝撃も軽減できます。
③浴室全体のリフォームより費用を抑えられる
浴室全体をリフォームするとなると、工期も長くなり、費用も数十万円〜100万円以上かかることも。
しかし、床だけのリフォームなら、費用も施工期間も抑えられるのが大きなメリットです。
「壁や浴槽はまだきれいだけど、床だけ傷んできた」「気になる部分だけ直したい」
といった場合にも、部分的なリフォームはとても合理的な選択肢です。
お風呂の床リフォームの費用相場

お風呂の床だけをリフォームする場合でも、選ぶ方法や床材によって費用は大きく変わります。
ここでは、代表的なリフォーム方法ごとの費用相場を解説しつつ、実際の事例もご紹介します。
浴室床シートを使う場合

浴室床専用のシートを既存の床の上から貼る方法は、比較的安価で工期も短いのが特徴です。
防水性・防カビ性・滑りにくさを兼ね備えたシートが多く、デザインのバリエーションも豊富。
- 費用相場:5万〜10万円程度
- 工期:1日程度
既存の床を壊さずに施工できるため、騒音や工事中のストレスも少なく済みます。
コストを抑えつつ見た目も一新したい方におすすめです。
床のタイルを張り替える場合

劣化したタイル床を新しいタイルに張り替える方法は、見た目が美しく仕上がり、耐久性も高いのが魅力。
ただし、古いタイルを撤去する手間や下地処理が必要なため、費用はやや高めです。
- 費用相場:10万〜20万円程度
- 工期:2〜3日
おしゃれで高級感のある仕上がりを求める方、長持ちさせたい方に向いています。
ユニットバスの床を塗装する場合

ユニットバスの場合、専用の塗料で床面を塗装するリフォームもあります。
ひび割れや汚れが目立つ床を補修・塗り替えすることで、見た目がきれいに蘇ります。
- 費用相場:3万〜8万円程度
- 工期:1日〜2日
リーズナブルにリフレッシュしたい場合や、短期間で済ませたい方に適しています。
ただし、施工後の耐久性は床材の張り替えより劣るため、定期的なメンテナンスが必要になることもあります。
床リフォーム費用の事例
実際に床だけリフォームした事例をいくつか見てみましょう。
事例①:床シートで手軽にリフォーム(戸建て)
・施工内容:浴室床シート貼り付け
・費用:約8万円
・工期:1日
・効果:冬の冷たさが軽減され、見た目も明るく一新
事例②:タイル張り替えで高級感アップ(マンション)
・施工内容:古いタイル撤去+新規タイル施工
・費用:約18万円
・工期:3日
・効果:滑りにくく、モダンなデザインに変身
事例③:ユニットバスの床塗装でプチリフォーム(賃貸)
・施工内容:専用塗料での床塗装
・費用:約5万円
・工期:2日
・効果:コストを抑えながらも清潔感ある仕上がりに
お風呂の床に使われる主な素材と特徴
お風呂の床リフォームでは、見た目や価格だけでなく、滑りにくさ・冷たさ・メンテナンスのしやすさといった機能面も重視したいところです。
ここでは、よく使われる3つの床材の特徴を比較しながらご紹介します。
シート床材

シート床材は、柔らかくクッション性があるビニール系のシートを既存の床に貼るタイプの床材です。
防水性・防カビ性に優れており、滑りにくく、足あたりもやさしいのが特徴です。
- メリット:施工が簡単、比較的安価、足元が冷えにくい、滑りにくい
- デメリット:タイルや樹脂系に比べて耐久性はやや劣る
お子様や高齢者がいる家庭に人気で、短時間でリフォームを済ませたい方にもおすすめです。
タイル床材

タイルは昔から使われている伝統的な床材で、高級感と耐久性に優れているのが特徴です。
最近では滑りにくい加工が施された浴室用タイルも登場しており、安全性も向上しています。
- メリット:デザイン性が高く、美しい仕上がり、耐久性が高い
- デメリット:冬場は冷たく感じることがある、施工に手間と費用がかかる
おしゃれで長く使える浴室にしたい方におすすめの素材です。
樹脂系床材

樹脂系床材は、FRP(繊維強化プラスチック)やアクリル樹脂などを用いたユニットバスでよく使われる素材です。
表面は滑りにくく、掃除もしやすいのが特徴。塗装やコーティングによってメンテナンスやリフォームも可能です。
- メリット:軽量で扱いやすい、メンテナンスが簡単、耐水性が高い
- デメリット:経年劣化で細かいキズやくすみが目立つこともある
コストを抑えつつ、実用性を重視したい方にはぴったりの素材です。
お風呂の床リフォームの注意点

お風呂の床リフォームは、見た目や使い心地を大きく改善できる反面、いくつかの注意点を押さえておかないと、思わぬトラブルや失敗につながることも。
ここでは、事前に知っておきたい4つのポイントをご紹介します。
①既存の床材によって工事内容が異なる
現在のお風呂の床がどのような素材かによって、リフォームの方法や対応できる工事内容が異なります。
たとえば、タイルの場合は撤去が必要だったり、シート材の上からは新たなシートが貼れないケースもあります。
事前に専門業者による現地調査を受けることで、適したリフォーム方法がわかります。
無理な工事は後々のトラブルの原因になるため、現状に合った施工を選ぶことが大切です。
②ユニットバスの場合は施工可能な床材が限られる
ユニットバスでは、床が一体成型になっているため、すべての床材が使えるわけではありません。
一部のシート材や塗装対応の素材など、ユニットバス専用の床材に限られるケースが多いです。
また、密着性や防水性が求められるため、施工にも専門的な知識が必要です。
ユニットバスに床リフォームを施す際は、その施工に詳しい業者を選ぶことがポイントになります。
③賃貸物件は大家さんや管理会社の許可が必要
賃貸住宅に住んでいる場合、自分の判断でリフォームを行うことは基本的にできません。
たとえ床材を上から貼るだけの簡易的な施工であっても、必ず大家さんや管理会社の許可を得る必要があります。
無断でリフォームを行ってしまうと、退去時に原状回復の費用を請求されたり、トラブルになることも。
まずは管理会社に相談し、必要に応じて許可書類などを取り交わすことをおすすめします。
④床材選びは機能性を重視する
見た目やデザインも大切ですが、浴室という湿気が多く滑りやすい環境では、安全性や耐久性、掃除のしやすさといった機能性を最優先に考えましょう。
特に重視したいポイントは以下の通り:
✅滑りにくさ(安全性)
✅断熱性(足元の冷たさ対策)
✅防カビ・防汚性(お手入れのしやすさ)
家族構成やライフスタイルに合った機能を持つ床材を選ぶことで、長く快適に使えるお風呂に仕上がります。
お風呂の床リフォームにかかる日数
お風呂の床をリフォームする際に気になるのが「工事にどれくらい時間がかかるのか」という点です。
一般的には1日〜3日程度で完了するケースが多いですが、床材の種類や既存の状態によっては、さらに日数がかかることもあります。
スムーズにリフォームを進めるためにも、あらかじめ工期の目安を知っておきましょう。
床材の種類や浴室の状態で工期は変動
使用する床材がシートタイプやパネルタイプなど施工が簡易なものであれば、1日で完了する場合もあります。
一方で、タイル張りなど下地処理が必要な場合や、既存の床材の劣化が進んでいる場合は、補修作業を含めて数日かかることもあります。
また、在来工法の浴室とユニットバスでは、施工内容が異なるため工期にも差が出ます。
工事中の入浴方法を検討しておく
工事期間中はお風呂が使えなくなるため、代替の入浴手段を考えておくことが重要です。
近くの銭湯やスパを利用する、家族や知人の家のお風呂を借りるなど、あらかじめ準備しておくと安心です。
特に冬場や小さなお子様がいる家庭では、入浴環境を整えておくことでストレスを減らせます。
床リフォームの費用を抑える方法

お風呂の床リフォームは、内容によっては高額になることもあります。
しかし、いくつかの工夫で費用を抑えることも可能です。
無理なく理想のリフォームを実現するために、コストを抑えるためのポイントを押さえておきましょう。
複数の業者から見積もりを取る
費用を抑えるうえでまず大切なのが、複数の業者に見積もりを依頼することです。
1社だけの見積もりでは、相場より高くても気づきにくいため、2〜3社を比較するのが理想です。
価格だけでなく、工事内容やアフターサービスの違いもチェックすることで、納得のいく選択がしやすくなります。
また、見積もりをもとに価格交渉ができる可能性もあります。
介護保険の住宅改修を活用する
要介護認定を受けている方がいるご家庭では、介護保険を使ってリフォーム費用を補助してもらえる場合があります。
滑りにくい床材への変更や段差の解消など、安全性を高める改修が対象となり、最大20万円までの工事費用に対して9割の補助が出る制度です。
事前の申請や書類の提出が必要になるため、自治体やケアマネージャーに早めに相談しておくとスムーズです。
ベータのお風呂のリフォーム事例紹介
ここでは、実際に株式会社ベータが手がけたお風呂のリフォームの事例をご紹介します。
リフォーム後の様子やお客様の声を通して、仕上がりのイメージや工事の流れを具体的に知ることができます。
これからリフォームを検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ

お風呂の床だけをリフォームすることで、費用を抑えつつ快適で安全なお風呂空間を実現できます。
床材にはクッションフロア、シートタイプ、タイルなどさまざまな種類があり、それぞれに特徴や価格帯が異なります。
また、施工内容や浴室の状態によって工期や費用にも差が出るため、事前に複数の業者から見積もりを取ることが重要です。
さらに、介護が必要なご家庭では介護保険の住宅改修制度を活用することで費用負担を軽減できる可能性もあります。
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