ガスコンロからIHへのリフォーム費用を徹底解説!相場、安く抑えるコツ

はじめに:ガスコンロからIHへリフォームする人が増えている理由

キッチンIHリフォーム

近年、キッチンリフォームの中でも特に注目されているのが、ガスコンロからIHクッキングヒーターへの切り替えです。
住宅設備の進化とともに、調理機器の選択肢も多様化してきましたが、IHの人気は年々高まっています。

火を使わない安心感や掃除のしやすさ、そしてデザイン性の高さなどが、多くの家庭で選ばれる理由となっています。
また、高齢化が進む中で「より安全に料理をしたい」というニーズも、IH導入の後押しとなっているようです。

IHクッキングヒーターのメリット

メリット

IHクッキングヒーターの最大の特長は、「火を使わない加熱方式」にあります。
鍋底だけを加熱する仕組みのため、火災のリスクが低く、小さなお子さまや高齢者のいる家庭でも安心して使うことができます。

また、平らなガラストップは汚れが拭き取りやすく、掃除の手間もぐんと減ります
さらに、細かい火力調整やタイマー機能、チャイルドロックなど、便利な機能が多く搭載されており、日々の料理がより快適になります。

デザイン性に優れたモデルも多く、キッチン全体の雰囲気をスタイリッシュに演出できる点も人気の理由のひとつです。

リフォームの背景とニーズ

IHへのリフォームが増えている背景には、ライフスタイルの変化や価値観の多様化があります。
たとえば、共働き世帯の増加により、家事の時短や効率化が求められるようになりました。

また、災害時のガス供給停止に備え、電気で調理できる環境を整える家庭も増えています。
加えて、住宅のバリアフリー化とあわせて、キッチンの安全性を高めたいというニーズも高まっています。

IHクッキングヒーターは、そうした多様なニーズに応える設備として、多くの人に選ばれているのです。

IHクッキングヒーターの種類と特徴

キッチンIHリフォーム

IHクッキングヒーターには、主に「ビルトインタイプ」と「据え置きタイプ」の2種類があります。
それぞれのタイプには特徴があり、設置場所やライフスタイルに応じて選ぶことができます。

また、IHは加熱方式によって「オールメタル対応タイプ」と「鉄・ステンレス専用タイプ」にも分かれます
オールメタル対応の機種はアルミや銅の鍋も使用可能ですが、価格がやや高め。
一方、鉄・ステンレス専用タイプは鍋の素材に制限があるものの、コストパフォーマンスに優れています。

ビルトインタイプと据え置きタイプの違い

ビルトインタイプは、システムキッチンに組み込まれる形で設置されるタイプです。
見た目がすっきりしており、キッチン全体のデザイン性を重視したい方におすすめです。
ただし、設置には専門的な工事が必要なため、リフォームのタイミングに合わせて導入するのが一般的です。

一方、据え置きタイプは、現在使っているガスコンロを外してそのまま置けるタイプ。
工事が不要で、設置が比較的簡単なのが特徴です。
賃貸住宅に住んでいる方や、まずはIHを試してみたいという方にも人気があります。

IHクッキングヒーターの主な機能と選び方

IHクッキングヒーターには、便利で安心な機能が多数搭載されています。

💡代表的なものには以下のようなものがあります:

  • 火力調整機能:細かい温度設定が可能で、煮込み料理などにも最適。
  • タイマー機能:調理の時間管理がしやすく、うっかり焦がす心配が減ります。
  • チャイルドロック:小さなお子さまのいる家庭では必須の安全機能。
  • 揚げ物温度調整:一定の温度を保ちやすく、カラッと仕上がります。
  • 自動調理モード:ワンタッチで温度・時間を自動調整してくれる便利機能。


選ぶ際には、ご家庭での調理スタイルに合わせて機能を見比べるのがポイントです。
たとえば、毎日のように料理をするご家庭なら多機能モデルがおすすめ。

一方で、シンプルな操作性を重視する場合は、基本機能に絞ったモデルが扱いやすいでしょう。

ガスコンロからIHへのリフォーム費用の内訳

キッチンIHリフォーム

ガスコンロからIHクッキングヒーターへのリフォームにかかる費用は、主に「本体価格」「工事費」「追加工事の有無」によって構成されます。
全体としては 10万円〜30万円程度が相場ですが、選ぶ機種やキッチンの状況によって大きく変動します。

費用を見積もる際は、それぞれの内訳をしっかり把握しておくことが大切です。

IHクッキングヒーター本体の価格相場

IHクッキングヒーターの本体価格は、タイプや機能によって幅があります。

  • 据え置きタイプ:約3万円〜10万円
  • ビルトインタイプ:約7万円〜20万円以上


機能がシンプルなモデルであれば比較的安価ですが、グリル付きやオールメタル対応、音声ナビや自動調理モードなどの機能が充実した上位モデルになると、価格はやや高めになります。

工事費用の内訳

💡IH導入に伴う工事費用の目安は以下の通りです:

  • 既存ガスコンロの撤去費:5,000円〜1万円
  • 電気配線工事(200V専用回路の増設など):1万円〜3万円
  • IHクッキングヒーター設置費:1万円〜2万円


設置する住まいの状況や分電盤の容量などにより、必要な工事内容が変わるため、あらかじめ現地調査をしてもらうことが一般的です。

追加工事が必要になるケース

場合によっては、基本工事に加えて追加工事が発生することもあります。

  • 専用コンセントの増設や電圧変更(100V→200V):IHは200V電源を必要とするため、電気容量が不足している場合は配電盤からの配線工事が必要です。
  • キッチンパネルの設置・補修:ガスコンロを外した際に壁面の汚れや傷みが目立つ場合、キッチンパネルの貼り替えや補修が発生することがあります。
  • 換気設備の見直し:火を使わないとはいえ、IHでもある程度の蒸気やにおいが出るため、換気扇の位置や性能を調整するケースもあります。


こうした追加工事がある場合、費用は 数千円〜数万円 単位で上乗せされることがあるため、見積もりの段階でしっかり確認しておくことが大切です。

リフォーム費用の相場

費用

ガスコンロからIHクッキングヒーターへのリフォーム費用は、選ぶ機種やキッチンの状況によって異なりますが、全体の相場は10万円〜30万円前後が目安となります。
この費用には、IH本体の価格に加え、工事費(撤去・電気工事・設置など)も含まれます。

場合によっては追加工事が必要となるケースもあるため、余裕を持った予算計画がおすすめです。

ケース別の費用相場

IHクッキングヒーターの導入費用は、「ビルトインタイプ」と「据え置きタイプ」で大きく異なります。

▼ビルトインタイプの場合
・本体価格:7万円〜20万円
・工事費用:3万円〜8万円
総額目安:15万円〜30万円前後

 キッチンにすっきり収まり、デザイン性も高いですが、専門の設置工事が必要になります。


▼据え置きタイプの場合
・本体価格:3万円〜10万円
・工事費用:1万円〜3万円(コンセント設置など最小限)
総額目安:5万円〜13万円前後

 工事が簡単で、初めてIHを使う方や賃貸住宅の方にも選ばれやすいタイプです。

費用を左右する要因

IHリフォームの費用は、以下のようなさまざまな要因によって変動します:

  • 電気容量の確認と増設工事の有無:IHは200V電源が必要なため、既存の配線が対応していない場合は配線の引き直しや分電盤の変更が必要になります。
  • キッチンの構造や劣化状態:古いキッチンの場合、壁やカウンターの補修が必要になることもあります。
  • 選ぶIH本体のグレードや機能:高機能モデルを選ぶとその分価格も上がります。
  • 設置場所の条件:マンションの高層階や戸建ての特殊な構造などで、工事に手間がかかると費用に反映されます。
  • 業者による価格差:同じ工事内容でも、依頼先によって見積もりが異なることがあるため、複数の業者から比較検討するのが安心です。

リフォーム費用を安く抑えるコツ

ポイント

IHクッキングヒーターへのリフォームを検討する際、「できるだけ費用を抑えたい」と考えるのは自然なことです。
実は、ちょっとした工夫や情報収集で、リフォーム費用に大きな差が出ることもあります

ここでは、コストを抑えるための具体的なポイントをご紹介します。

複数業者から見積もりを取る

最も基本的で効果的な方法が、複数の業者に見積もりを依頼することです。
同じ内容の工事でも、業者によって提示される価格に数万円単位の差が出ることも少なくありません。

また、価格だけでなく、提案内容や対応の丁寧さなども比較することで、納得のいく業者選びができます。
インターネットの一括見積もりサービスなども活用すると便利です。

補助金や助成金の活用

補助金

自治体によっては、省エネやバリアフリーに関するリフォームに対して補助金や助成金を支給している場合があります。
IHは火を使わない安全な調理機器として、高齢者向け住宅改修やオール電化推進の対象になることも。

補助金制度は時期や地域によって内容が異なるため、お住まいの市区町村の公式サイトや窓口で最新情報を確認するのが安心です。

リフォーム時期を選ぶ

意外と見落としがちなのが、リフォームを行う時期です。
たとえば、年末年始や引っ越しシーズン(3月・9月)はリフォーム需要が高く、工事費が高めに設定されることがあります。

一方で、比較的閑散期にあたる6月〜8月、11月などは、業者のスケジュールに余裕があるため、割引やサービスが受けられることも。
余裕を持って計画し、タイミングを選ぶのも節約のコツです。

IHクッキングヒーターの選び方

本体価格を抑えるためには、必要な機能を見極めることが大切です。
多機能なハイエンドモデルは魅力的ですが、「実際には使わない機能」が多く含まれていることも。

たとえば、普段からグリルを使わない方であれば、グリルレスモデルを選ぶことで価格を大きく抑えられます。
また、オールメタル対応でない標準タイプのほうが一般的に安価です。

家庭で使っている調理器具と照らし合わせて、過剰なスペックを避けるのが賢い選び方です。

リフォーム業者選びのポイント

ポイント

IHクッキングヒーターへのリフォームを成功させるには、信頼できる業者選びが何よりも重要です。
価格や工事の仕上がりだけでなく、説明の丁寧さや対応のスピードなど、業者の対応全体が満足度に直結します。

安さだけで判断せず、総合的に信頼できるパートナーを見極めることが大切です。

信頼できる業者の選び方

キッチンIHリフォーム・業者

💡信頼できる業者を見つけるためには、以下のような点をチェックしましょう:

  • 実績と経験が豊富かどうか
     IHリフォームの施工実績があるか確認し、できれば写真付きの事例を見せてもらうと安心です。
  • 口コミや評判をチェック
     インターネットのレビューや、地域の掲示板サイトなどでの評判も参考になります。
  • 対応が丁寧・誠実か
     質問に対してわかりやすく説明してくれるか、提案内容に納得できるかをチェックしましょう。
  • 保証やアフターサービスが明確か
     万が一のトラブルに備えて、工事後の対応についても事前に確認しておくことが重要です。

見積もり時の注意点

💡見積もりを依頼する際は、以下のポイントを意識するとトラブルを防げます:

  • 「一式」表示に注意
     作業内容が「一式」とだけ書かれている場合、詳細が不明で後から追加費用が発生することもあります。内訳をしっかり確認しましょう。
  • 複数社から見積もりを取る
     1社だけでなく、最低2〜3社から見積もりを取り、内容と価格を比較検討するのが安心です。
  • 現地調査をしてもらう
     実際のキッチンの状況によって工事内容が変わるため、現地調査をしたうえで正確な見積もりをもらうことが大切です。

アフターサービスについて

IHクッキングヒーターは電化製品であり、設置後のトラブルやメンテナンスも考慮しておく必要があります。
そのため、アフターサービスの内容は業者選びの大きなポイントとなります。

  • 工事保証の有無:一般的に1年〜5年の保証が付くことが多いですが、内容を確認しましょう。
  • 本体の故障対応:メーカー保証と合わせて、業者が窓口となって対応してくれるかどうかも重要です。
  • 定期点検やメンテナンスの案内:工事後も定期的なフォローがあると、安心して長く使うことができます。

IHクッキングヒーターのメリット・デメリット

メリットデメリット

IHクッキングヒーターは、見た目のスタイリッシュさや安全性の高さから人気が高まっていますが、すべての家庭にとって最適というわけではありません
ここでは、IHのメリット・デメリットを、ガスコンロと比較しながらご紹介します。

【メリット】IHクッキングヒーターの魅力

メリット

1. 安全性が高い

IHは火を使わずに鍋自体を加熱するため、火災ややけどのリスクが低いのが特徴です。
特に高齢者や小さなお子さんのいる家庭では、安全性の高さが大きなメリットになります。

2. 掃除が簡単

ガラストップのフラットな天板は、汚れをサッと拭くだけでキレイになります。
凹凸の多いガスコンロと比べて、日々のお手入れがグッと楽になります。

3. 調理の効率が良い

加熱が早く、温度管理も正確なので、揚げ物や煮込み料理も安定した仕上がりに。
タイマー機能や温度設定機能もあり、料理の失敗が少なくなります。

4. 火を使わないから快適

夏場でも室温が上がりにくく、調理中の暑さやニオイを軽減できます。
また、焦げ付きや煙も少ないため、換気が弱い場所でも使いやすいです。

【デメリット】IHクッキングヒーターの注意点

デメリット

1. 対応する調理器具が限られる

IHでは鉄・ステンレス製の磁性鍋しか使えない(※オールメタル対応機種を除く)ため、既存の鍋が使えない場合があります。
買い替えが必要になる場合もあります。

2. 停電時には使えない

IHは電気を使うため、停電時は調理ができなくなります
防災意識の高い方にとっては、デメリットと感じるポイントかもしれません。

3. 火加減が“見えない”不安

炎が出ないので、直感的な火加減の調整が難しいと感じる人もいます。
ただし、慣れればデジタル表示の温度調整の方が正確で便利、という声も多いです。

ガスコンロとの比較まとめ

項目IHクッキングヒーターガスコンロ
安全性火を使わず高い安全性火の取り扱いに注意が必要
清掃のしやすさフラットで掃除が簡単凹凸が多く、手間がかかる
熱効率鍋に直接熱を伝える効率◎熱が周囲に逃げやすい
対応鍋磁性鍋が必要(一部制限)ほぼすべての鍋が使える
調理中の快適さ熱気・煙が少なく快適室温が上がりやすく暑い
停電時使用不可使用可能

まとめ:IHリフォームで快適なキッチンを実現

まとめ

IHクッキングヒーターへのリフォームは、安全性・清掃性・省エネ性など、現代のライフスタイルにマッチした多くのメリットをもたらします。
火を使わない安心感や、お手入れのしやすさは、日々の調理時間をより快適で心地よいものにしてくれるはずです。

一方で、対応する鍋の確認や、電気容量の見直しなど、事前に検討すべきポイントもあります。
しかし、リフォームの流れや費用感、注意点をしっかり把握しておけば、後悔のないリフォームを実現できます。

理想のキッチンは、毎日の暮らしを豊かにする第一歩。
快適で安全な調理環境を目指して、IHリフォームを前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

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