マンションの浴室を広くするリフォーム方法と費用相場

毎日の疲れを癒す大切な空間である浴室。
「もう少し広ければ、もっと快適に過ごせるのに…」と感じたことはありませんか?
特にマンションではスペースの制約が多く、浴室の狭さに悩んでいる方も少なくありません。
そこで今回は、マンションの浴室を広くするためのリフォーム方法と、その費用相場について詳しくご紹介します。
限られた空間でも工夫次第で快適さは大きく変わります。
これからリフォームを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
マンションの浴室を広くする3つの方法

マンションでの浴室リフォームは、限られたスペースの中でいかに快適さを生み出すかがポイントになります。
ここでは、浴室を広く感じさせたり、実際に広げたりするための代表的な3つの方法をご紹介します。
大きいサイズのユニットバスを設置する
最近では、従来のサイズよりもひと回り大きい「1216サイズ」や「1317サイズ」など、ゆとりのあるユニットバスも登場しています。
既存のユニットバスを取り外し、対応可能な最大サイズのものに入れ替えることで、浴槽の広さや洗い場のスペースを確保することができます。
ただし、マンションによっては配管や構造の制限があるため、事前に管理規約の確認と現地調査が必要です。
洗面所との間仕切りを移動する
浴室に隣接する洗面所との間仕切り壁を移動することで、浴室のスペースを拡張する方法です。
洗面所にある程度の余裕がある場合は、最も現実的でコストパフォーマンスが高い手段といえるでしょう。
間取り変更を伴うため、壁の解体・再構築や電気・給排水の移設工事が必要になる場合がありますが、浴室と洗面所の一体感を出すことで、空間全体をより広く見せることも可能です。
オーダーメイドのユニットバスを使用する
既製品では対応が難しい間取りやスペースに対しては、オーダーメイドのユニットバスが有効です。
壁の厚みを調整したり、浴槽の形状をカスタマイズすることで、限られた空間を最大限に活かすことができます。
費用はやや高めになりますが、デザイン性や使い勝手を重視したい方にとっては理想的な選択肢となります。
仕上がりの自由度が高いため、自分好みの快適な浴室空間を実現したい方におすすめです。
お風呂を広くするリフォームの費用相場と工事期間

浴室を広くするリフォームは、快適さを格段に高めてくれる一方で、気になるのが「どれくらい費用がかかるのか」「どのくらい工期がかかるのか」という点ですよね。ここでは、平均的な費用と工事期間、さらに費用を抑えるためのポイントを解説します。
浴室リフォームの平均費用
浴室を広くするリフォームの費用は、リフォームの規模や内容によって大きく異なります。
一般的な費用相場は以下の通りです:
🔹ユニットバスのサイズアップ:80万円〜150万円程度
🔹間仕切りの移動を伴うリフォーム:120万円〜200万円程度
🔹オーダーメイドユニットバスの導入:150万円〜300万円以上
使用する設備やデザインのグレードによって費用は大きく変動するため、事前の見積もり比較は必須です。
また、マンションの場合は共用部分への配慮や管理組合への申請も費用に影響することがあります。
リフォーム費用を抑えるポイント

予算を抑えながら快適な浴室を手に入れるためには、以下のポイントを押さえておきましょう。
- 既存の設備や配管を活かすプランにする
→構造に大きな変更がない分、工事費用を抑えられます。 - 設備のグレードを選択制にする
→見た目や使い勝手を重視しつつ、コストバランスのよい商品を選びましょう。 - 複数業者から見積もりを取る
→価格だけでなく提案内容も比較することで、納得できるプランに出会えます。
無理なく理想のリフォームを実現するには、「譲れる部分・譲れない部分」をあらかじめ明確にしておくことが大切です。
リフォームの工事期間の目安

お風呂を広くするリフォームの工期は、工事内容によって異なりますが、一般的には5日〜2週間程度が目安です。
🔹ユニットバスの交換のみ:約5〜7日間
🔹間取り変更を伴う工事:10日〜14日程度
🔹オーダーメイドやフルリノベーション:2〜3週間かかる場合も
マンションでは工事可能な時間帯や曜日に制限があるケースも多く、スケジュールには余裕を持って計画しましょう。
工事中はお風呂が使えない期間もあるため、銭湯や近隣施設の利用を検討しておくと安心です。
広く感じる浴槽のサイズと形状

浴室を広く見せるためには、単にスペースを増やすだけでなく、「浴槽選び」も非常に重要なポイントです。
実際には同じ面積でも、浴槽のサイズや形状によって体感的な広さや快適さが大きく変わることがあります。
ここでは、広く感じるための浴槽選びのコツをご紹介します。
足を伸ばせる浴槽の幅は?
「足を伸ばしてゆったり入りたい」と思ったときに気になるのが、浴槽の内寸(有効長)です。
一般的な成人が足を伸ばせる浴槽の長さは、内寸で120cm〜130cm程度が目安とされています。
ユニットバスでよく使われるサイズ例は以下の通りです:
🔹1216サイズ(浴槽内寸 約110cm前後):ややコンパクトで、足を曲げて入るイメージ
🔹1317サイズ(浴槽内寸 約120〜125cm):多くの人が足を伸ばして入れるサイズ感
🔹1418サイズ以上:よりゆったりとしたスペースで、長時間の入浴も快適
同じ浴室面積でも、浴槽の内寸に注目することで、より広く感じる選択が可能になります。
浴槽の形状で快適さが変わる
浴槽の形状も、快適さや視覚的な「広さ」に大きな影響を与えます。
主な形状とその特徴は以下の通りです:
🔹ストレート型(長方形):
足をしっかり伸ばせる定番タイプ。実用性重視の方におすすめ。
🔹ワイド型(幅広):
横幅が広く、ゆったりと座れる。小さなお子さんと一緒に入る家庭にも◎。
🔹アーチ型・卵型:
丸みを帯びたデザインで柔らかな印象。見た目に開放感があり、狭い浴室でも広く見せやすい。
🔹コーナー型:
空間の隅を活かして設置できる省スペースタイプ。浴室全体の自由度を高めたいときに便利。
形状を選ぶ際は、見た目の広さだけでなく、実際の使い心地や清掃性も考慮することが大切です。
浴室の最適な広さの目安

リフォームや新築を検討する際、どのくらいの広さの浴室が最適なのかは、快適な暮らしを左右する重要なポイントです。
広ければいいというわけではなく、ライフスタイルや家族構成に合った「ちょうどいい広さ」を知ることが大切です。
ここでは、一般的なサイズから介護を視野に入れた浴室の広さまで、目安をご紹介します。
一般的な浴室の標準サイズ
日本のマンションや戸建住宅でよく使われている浴室サイズは以下の通りです:
🔹1216サイズ(120cm×160cm):
もっとも普及しているコンパクトタイプ。スペースに限りがあるマンションに多く見られます。
🔹1317サイズ(130cm×170cm):
少し広めで、足を伸ばせる浴槽を設置できるサイズ感。リフォームで採用されることも多いです。
🔹1616サイズ(160cm×160cm):
戸建住宅で人気の正方形タイプ。洗い場にもゆとりがあり、家族で使いやすいバランスの良い広さです。
家族構成や使用頻度によって、適切なサイズは異なりますが、毎日快適に使いたいなら1317以上のサイズがあると満足度は高まります。
介護も考慮した場合の望ましいサイズ
将来を見据えて、介護のしやすさを考慮する場合、浴室はより広い空間が望ましいです。
🔹1616サイズ以上が理想的:
介助者と入れるスペースを確保するためには、洗い場に十分な広さが必要です。
🔹1717サイズや1620サイズ:
車椅子からの移乗や、介助スペースを確保しやすいサイズ。将来的なバリアフリー対応にも適しています。
- また、段差のない出入口や手すりの設置、滑りにくい床材なども合わせて検討すると、より安全で快適な浴室になります。
ショールームでの確認がおすすめ
図面上のサイズ感だけでは、実際の広さや使い勝手をイメージしづらいものです。
そこでおすすめなのが、住宅設備メーカーのショールームでの見学です。
- 実物大のユニットバスに入ってみることで、「この広さなら足を伸ばせる」「洗い場が想像より広い」などのリアルな感覚がつかめます。
- 浴槽の高さ、洗い場との動線、収納の位置など、細かな仕様まで確認できるのもメリットです。
多くのメーカーでは、事前予約をすればアドバイザーによる案内や、シミュレーションも可能です。
後悔のない浴室づくりのためにも、ぜひ一度足を運んでみてください。
広くしたい時に検討したいこと

「浴室を広くしたい」と思っても、スペースや構造の制限があるマンションでは、簡単に拡張できないケースもあります。
そこで大切なのが、現状をどう活かして広く感じる空間をつくれるかを視点に入れて検討することです。
ここでは、広い浴室を目指すために考えるべき3つのポイントをご紹介します。
間取りの工夫で拡張できないか
浴室そのものの広さを増やすには、間取りの見直しが第一の選択肢です。
特に以下のようなケースでは、レイアウト変更によって浴室を拡張できる可能性があります。
🔹洗面所に余裕がある場合:
壁の位置を変更し、浴室スペースを数十センチ広げるだけでも大きな体感差になります。
🔹デッドスペースがある場合:
構造上無駄になっている空間(収納奥や壁裏)を活用できることも。
🔹洗濯機の位置変更が可能な場合:
水回り全体を再配置することで、より広いレイアウトが実現できる場合があります。
まずはリフォーム業者に現地調査を依頼し、今の間取りでできること・できないことを明確にするのが第一歩です。
大きいサイズのユニットバスメーカー
浴室を広くしたいときは、豊富なサイズ展開をしているメーカーを選ぶことが大切です。
各メーカーで対応できる最大サイズや特徴が異なります。
- TOTO(シンラ/サザナなど)
断熱性や掃除のしやすさも高く、豊富なサイズ展開と高い信頼性が魅力。 - LIXIL(リデア/スパージュなど)
デザイン性に優れ、浴槽の形状バリエーションも豊富。1618・1620といった大きめサイズにも対応。 - タカラスタンダード(レラージュ/プレデンシアなど)
サイズオーダーに強く、ぴったりサイズの浴室リフォームに最適。間取りに合わせたミリ単位の調整も可能です。
希望のサイズが特殊な場合や、限られた空間で最大限の広さを実現したい場合は、セミオーダーやオーダーメイド対応メーカーを選ぶのがコツです。
リフォーム業者選びのポイント
浴室を広くするリフォームは、技術力と提案力が求められる工事です。
業者選びを間違えると、思ったような仕上がりにならないこともあるため、以下のポイントを押さえて選びましょう。
- 浴室リフォームの施工実績が豊富か
「広げたい」という要望に対して、現実的なプランを提案してくれる経験があるかをチェック。 - マンション特有の制約に詳しいか
配管、管理規約、近隣対応など、集合住宅ならではの知識と対応力が求められます。 - 複数社から見積もりを取り、比較する
金額だけでなく、提案内容やアフターサービスの違いも含めて総合的に判断しましょう。
口コミや施工事例をチェックすることも、信頼できる業者を見極めるポイントになります。
まとめ

マンションの浴室を広くするリフォームは、限られたスペースをいかに有効に活用するかがカギとなります。
ユニットバスのサイズ変更や間取りの見直し、さらには浴槽の形状選びまで、工夫次第で驚くほど快適な空間に生まれ変わります。
リフォームを成功させるためには、次のポイントを押さえておきましょう:
✅現在の間取りや構造に合った拡張方法を見極める
✅使用感やデザイン性に優れたユニットバスを選ぶ
✅経験豊富で信頼できるリフォーム業者に相談する
さらに、将来的なライフスタイルや介護への備えを見据えてプランを立てることで、長く快適に使える浴室づくりが可能になります。
「自宅の浴室も広げられるのかな?」と感じたら、まずはショールームの見学や無料相談から始めてみましょう。
実物を体験することで、理想のバスルームのイメージがより具体的になりますよ。
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