マンション玄関を広く!間取り変更リフォーム術

マンション玄関を広く!間取り変更リフォーム術

「マンションの玄関が狭くて使いにくい…」「収納が足りず、いつもごちゃごちゃしてしまう」――そんなお悩みをお持ちではありませんか?
実は、マンションでも間取り変更や土間の拡張といった工夫で、玄関を広く快適にリフォームすることが可能です。

本記事では、玄関を広く見せる・実際に広げるための間取り変更プランや収納・照明の工夫、そして費用や工期の目安まで詳しく解説。
限られたスペースでも、帰宅時にホッとできる開放的な玄関を実現するリフォーム術をご紹介します。

マンションならではの注意点も押さえながら、理想の玄関づくりを一緒に考えていきましょう!

マンション玄関を広くする方法

マンション玄関を広くする方法

マンションの玄関は限られたスペースでありながら、住まいの第一印象を左右する重要な空間です。
収納力や動線の改善、来客時の快適さを求めて玄関を広げたいというニーズは多くあります。

ここでは、玄関を広くする具体的な方法やリフォームの注意点を解説します。

間取り変更で玄関を拡張する

間取りの工夫によって玄関のスペースを広げることが可能です。
特に、玄関に隣接する空間を有効活用することで、開放感のあるエントランスに生まれ変わります。

隣接空間を玄関に取り込むプラン例

玄関横の収納スペースや廊下、場合によっては洋室の一部を取り込むことで、より広々とした玄関を実現できます。
たとえば、廊下幅を少し狭めることで玄関側にスペースを寄せたり、和室の押し入れを撤去して玄関収納にしたりといったプランが考えられます。

壁式構造・ラーメン構造の違いに注意

構造によっては間取り変更に制限があります。
壁式構造では、耐力壁を取り除けないため、間仕切り変更が難しい場合があります。

一方、ラーメン構造であれば、比較的自由度の高い間取り変更が可能です。
事前に建物の構造を確認し、専門家と相談しながら進めましょう。

土間スペースを作って収納を拡充

玄関に「土間スペース」を設けることで、使い勝手を高めながら広さを感じさせることができます。
土間はフレキシブルな用途があり、暮らしに便利な機能を加えることが可能です。

自転車やベビーカーを置ける土間の魅力

広めの土間を設ければ、自転車やベビーカーを室内に置くことができ、防犯面でも安心です。
また、雨の日にも濡れたまま収納できるため、実用性が高いのも魅力です。

お子様のいるご家庭やアクティブなライフスタイルの方にとっては、非常に有効なリフォームといえます。

土間拡張で広さと使い勝手を両立

土間を従来よりも奥行きのある形で設計すれば、収納力と利便性のバランスが取れた玄関になります。
シューズクロークや収納棚と組み合わせることで、見た目もスッキリと整理された空間に。

デザイン次第ではおしゃれな印象にもなり、来客時の印象アップにもつながります。

玄関を広く見せる収納&デザイン術

実際の広さに限りがあるマンションの玄関でも、収納やデザインの工夫次第で“広く見せる”ことができます。
視覚的な効果と使い勝手を両立させることで、すっきりとした印象の玄関を実現可能です。

ここでは、収納計画とデザインの工夫によって、玄関をより広く魅せるテクニックをご紹介します。

大容量シューズインクローゼットを設置

大容量シューズインクローゼットを設置

靴や日用品など、玄関に集まりやすい物をすっきりと収納できるのが、シューズインクローゼット(SIC)の魅力です。
見せない収納で玄関の生活感を抑えることで、空間全体が広く清潔に感じられます。

玄関収納を1ヶ所にまとめて空間を広く

収納をあちこちに分散させると動線が乱れ、玄関がごちゃごちゃした印象に。
SICを設けて収納を一ヶ所に集約することで、玄関の見た目がすっきりし、実際よりも広く感じられる空間になります。

靴だけでなく、傘・掃除道具・アウトドア用品などもまとめて収納できるのがポイントです。

収納扉や棚のデザインで奥行きを演出

収納扉をミラー付きにしたり、フラットで光を反射しやすい素材を選ぶことで、空間に奥行きを与えられます。
また、収納棚を壁面と一体化させた造作にすることで凹凸をなくし、視覚的に「広さ」を感じられる仕上がりになります。

色味は壁や床となじむ明るめのトーンを選ぶと、圧迫感が出ません。

室内窓や照明で明るく広く魅せる

室内窓や照明で明るく広く魅せる

採光と照明計画も、玄関を広く見せるうえで重要なポイントです。
光が差し込むだけで空間は格段に明るく、清潔感のある印象になります。

室内窓でリビングの光を取り入れる

玄関が暗くなりがちな間取りの場合、リビングなどの明るい部屋とつなぐ「室内窓」を設置することで自然光を取り入れられます。
採光だけでなく視線が抜けることで、空間に奥行きが生まれ、実際よりも広く見える効果があります。

デザイン性の高いフレームを使えば、玄関のアクセントにもなります。

間接照明で玄関に奥行き感をプラス

天井や足元に間接照明を仕込むことで、やわらかい光が空間に広がり、玄関の印象がワンランクアップします。
照明器具の設置場所や照らし方を工夫すれば、空間の広がりや立体感を強調でき、リラックス感のあるエントランスに。
センサー付きの照明にすれば利便性も高まります。

マンション玄関リフォームの費用と期間

マンション玄関リフォームの費用と期間

マンションの玄関リフォームを計画する際には、費用と工期の見通しをしっかり立てることが大切です。
限られた予算や居住中の生活への影響を最小限に抑えるためにも、事前に相場を把握しておくことが成功のカギとなります。

ここでは、玄関拡張リフォームの価格帯と工事期間、そしてスケジュール管理のポイントについて詳しく解説します。

玄関拡張リフォームの費用目安

玄関を広くしたり、収納や照明などの機能を追加したりする場合、リフォームの内容によって費用は大きく異なります。
希望する仕上がりと予算のバランスを考慮しながら、計画を立てましょう。

h4:間取り変更・土間拡張の価格帯

玄関の間取り変更や土間スペースの拡張には、30万〜80万円程度が一般的な目安です。
壁の撤去や床材の変更、下地補修などが含まれるため、構造や現状によってコストに幅が出ます。

構造的制約がある場合は、追加の補強費用が発生することもあるため、事前の現地調査が重要です。

収納設置や照明追加の追加コスト

シューズインクローゼットや造作収納の設置費用は、10万〜40万円程度が目安です。
また、間接照明や室内窓などの採光・演出アイテムの追加には、5万〜15万円前後の費用がかかります。

デザイン性を高めるためのオーダーメイドや高級素材の使用を希望する場合は、さらに上乗せが必要です。

工事期間の目安とスケジュール管理

工期が長引くと生活への影響も大きくなります。
工事内容ごとに目安となる日数を把握し、計画的に進めることが重要です。

玄関拡張の一般的な工期

玄関まわりの部分的なリフォームであれば、3日〜1週間程度が一般的です。
ただし、間取りの大幅な変更や配線・床のやり直しが伴う場合には、1〜2週間程度かかることもあります。

居住中の工事では日中の出入り制限が発生するため、作業時間帯の確認も忘れずに行いましょう。

マンション工事で注意したい申請スケジュール

マンションでは、工事前に管理組合への申請や承認が必要な場合が多くあります。
内容により1週間〜1ヶ月程度の審査期間がかかるケースもあるため、リフォーム会社と連携して早めに申請準備を進めましょう。

また、騒音が発生する工事については、作業時間や曜日に制限がある場合もあるため、事前に管理規約を確認しておくことが大切です。

マンション玄関を広くする際の注意点

マンション玄関を広くする際の注意点

マンションの玄関リフォームは、戸建てと異なり「共用部分」「構造上の制約」による制限が多くあります。
計画を進める前に、実現可能かどうかをしっかり見極めることが大切です。ここでは、マンション玄関を広くする際に注意すべきポイントを2つの視点から解説します。

管理規約と共用部の制限を確認する

マンションには、住民の共同生活を円滑にするための管理規約があります。
玄関リフォームも、その規約に従わなければトラブルの原因になる可能性があります。

玄関ドアは原則共用部扱いに注意

マンションの玄関ドアは、建物全体の意匠や防火性能に関わるため、共用部として管理されているのが一般的です。
そのため、ドアの交換や塗装、外側へのデザイン変更などは勝手に行うことができません。リフォーム前に管理規約や管理組合への確認が必須です。

内側だけのリフォームでできること

玄関ドアの内側(室内側)は専有部分として扱われるケースが多いため、内装の変更や収納設置、照明の追加などは比較的自由に行えます。
ただし、壁や床に手を加える際も、配線・配管の有無や防音性能への影響などに配慮が必要です。

見た目だけでなく、機能面・安全面も考慮して設計しましょう。

構造制約を踏まえたプランニングが重要

玄関の拡張を伴うリフォームでは、建物の構造に関する制約を十分理解する必要があります。
構造を無視した工事は、建物の安全性を損なう恐れがあるため、専門知識が求められます。

壁式構造では玄関拡張に制約あり

マンションの構造には、「壁式構造」と「ラーメン構造」があります。
壁式構造では、耐力壁が空間を支えているため、玄関周辺の壁を撤去・移動できないケースが多いです。

この場合、間取り変更による玄関拡張は困難なため、土間の工夫や収納・照明による視覚的な改善が現実的な対応になります。

専門会社に構造チェックを依頼しよう

構造に関する判断は、一般の方には難しいため、リフォーム会社や建築士など専門業者に事前の現地調査や構造チェックを依頼することが重要です。
構造図面の確認や、管理組合からの資料提供を受けることで、どこまで変更可能かが明確になります。

無理なリフォームを防ぐためにも、信頼できる専門家と一緒に計画を進めましょう。

東海エリアのマンションリフォームはベータにお任せください!

株式会社ベータ

マンションリフォームを成功させるためには、地域の建物事情や管理規約、構造的な制約を理解した上で、的確なプランニングと施工が求められます。
私たちベータは、東海エリア(愛知・岐阜・三重)で多数のマンションリフォーム実績を持つ地域密着型の専門業者です。

ベータでは、玄関や水回りの部分リフォームから、間取り変更を伴う大規模リノベーションまで幅広く対応
マンション特有の構造や共用部規定を熟知した担当者が、最適なプランをご提案します。

「せっかくなら快適でおしゃれな空間にしたい」「予算内でできるだけ希望を叶えたい」そんなご要望も、ベータなら実現可能。
現地調査・お見積もりは無料で承っておりますので、まずはお気軽にご相談ください!

まとめ

まとめ

マンションの玄関は限られたスペースだからこそ、収納やデザイン、間取り変更の工夫によって大きく印象を変えることができます
土間の拡張やシューズインクローゼットの設置、照明や室内窓を活用した演出など、目的に応じたプランニングが重要です。

ただし、マンション特有の管理規約や構造的な制約があるため、リフォームを計画する際は事前の確認が不可欠です。
スムーズな進行のためにも、信頼できる専門業者に相談しながら進めることが成功への第一歩となります。

東海エリアでマンション玄関のリフォームをご検討の方は、実績豊富なベータにぜひご相談ください。
暮らしやすく、帰るのが楽しみになる玄関づくりを全力でサポートいたします!

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この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

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