マンションでトイレ増設!リフォームの費用と注意点を解説

家族構成の変化やライフスタイルの多様化によって、『もう一つトイレがあったら…』と感じることはありませんか?
特にマンションにお住まいの方にとって、トイレの増設は日々の快適性を大きく向上させます。
そこで考えたいのが、マンションでのトイレの増設リフォーム。
とはいえ、「本当に増設できるの?」「費用はどれくらい?」「工事中の生活はどうなる?」など、疑問や不安を持つ方も多いはず。
このブログでは、マンションでトイレを増設する際の費用相場や工事のポイント、注意すべき点をわかりやすく解説します。
後悔しないリフォームのために、ぜひ最後までご覧ください!
目次
マンションでトイレを増設するための条件

マンションでトイレを増設するには、いくつかの重要な条件をクリアする必要があります。
戸建てと違って制限の多いマンションでは、事前にしっかり確認しておかないと、せっかく計画したリフォームが実現できない可能性も。
ここでは、特に押さえておきたい3つの条件について解説します。
管理規約で増設が許可されていること

まず第一に確認すべきなのが、マンションの管理規約です。
マンションでは、専有部分のリフォームでも管理組合の許可が必要なケースがあります。
トイレの増設は、給排水工事を伴う大がかりな工事となるため、「事前に届け出が必要」「許可制になっている」など、規約で制限されていることが多いです。
工事に着手する前に、管理組合に相談し、書類や図面の提出が必要かどうかを確認しておきましょう。
増設するスペースの確保が必要
次に重要なのが、トイレを設置できるスペースが確保できるかという点です。
候補としてよく挙がるのは、納戸や収納スペース、広めの洗面所の一角など。
スペースが足りないと、使い勝手が悪くなるだけでなく、法的な基準(例:建築基準法の「内法面積」や「天井高さ」など)に抵触する恐れもあります。
また、バリアフリー対応や、将来的な使いやすさを考慮することも大切です。
配管や排水経路を適切に設計
トイレの増設で最も技術的な課題となるのが、排水経路と配管の設計です。
既存のトイレやキッチン、お風呂などの水回りから遠い場所に新たなトイレを設置する場合、勾配を取った排水管のルートを確保するのが難しくなることがあります。
場合によっては、排水ポンプ(汚水圧送ポンプ)を設置して対応するケースもありますが、騒音やメンテナンス面の配慮が必要です。
必ず、水回りリフォームに強い業者と相談のうえ、建物の構造や既存配管の状況を踏まえた適切な設計を行いましょう。
トイレ増設のメリットとデメリット

トイレの増設は、生活の質をグッと高めてくれる一方で、いくつかの注意点もあります。
ここでは、実際に増設する前に知っておきたいメリットとデメリットをそれぞれ解説します。
⭕メリット:朝の混雑緩和、利便性向上
家族が多いご家庭や、同じ時間帯に出かけることが多い共働き世帯では、朝のトイレ渋滞が悩みのタネ。
トイレを増やすことで、誰かが使用中でも他の人が待たずに使えるため、朝のストレスを大幅に軽減できます。
また、来客時や高齢者の利用時などにも、トイレが複数あると安心です。
利便性が一気に向上し、家庭内の動線もスムーズになります。
⭕メリット:暮らしやすさが大幅アップ
トイレが複数あることで、生活全体の快適さや柔軟性がアップします。
たとえば、寝室の近くや子ども部屋のそばに設置することで、夜間のトイレ利用も安心。
高齢の家族がいる場合も、移動距離が短くなることで転倒リスクの軽減につながります。
また、トイレトレーニング中のお子さまがいる家庭や、在宅勤務が増えた世帯など、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できるのも大きな魅力です。
❌デメリット:部屋が狭くなる可能性
一方で注意が必要なのが、スペースの問題です。
トイレを増設するためには一定の広さが必要となるため、収納スペースや他の部屋の一部を削ることになる場合もあります。
特にマンションでは間取りの制限もあるため、限られた空間をどう有効活用するかがポイントになります。
結果的に居住スペースが狭くなり、窮屈に感じる可能性もあるため、慎重なプランニングが必要です。
❌デメリット:清掃の手間が増える
トイレが増えるということは、それだけ掃除の手間も増えるということ。
毎日使用する場所だからこそ、清潔に保つことは欠かせません。
特に共働き世帯や育児中の家庭では、日々の家事負担に余裕があるかどうかも重要な判断材料になります。
ただし、最近ではお手入れのしやすい機能性トイレも増えているため、掃除のしやすさを考慮した設備選びをすれば、負担を軽減することも可能です。
トイレ増設リフォームにかかる費用の相場

トイレの増設リフォームは、工事の内容や設置場所、設備のグレードによって大きく費用が変わります。
ここでは、洋式トイレと和式トイレそれぞれの増設費用の目安について解説します。
洋式トイレ増設の場合:約60万円〜150万円
最も一般的なのが洋式トイレの増設です。
費用の幅があるのは、以下のような要素によって変動するためです:
📌既存の配管からの距離
📌排水経路の取り回しのしやすさ
📌手洗い器や収納の有無
📌温水洗浄便座や節水タイプなどのグレード
📌内装(床材・壁紙)の仕上げ
簡易な増設であれば60万円前後で収まることもありますが、構造上の制約や設備グレードによっては100万円を超えるケースも珍しくありません。
和式トイレ増設の場合:約50万円〜120万円
和式トイレの増設は、現在では少数派ですが、高齢者施設や和風住宅のリフォームで選ばれることもあります。
洋式よりも便器自体の価格は抑えられますが、設置場所や内装の仕上げ次第でトータルコストは変わります。
特に最近ではバリアフリー対応の和式トイレを求める場合、床の段差調整や手すりの設置などの追加工事が発生することも。
また、将来的に洋式に変更する可能性があるなら、配管や空間設計を先に対応しておくとコストを抑えやすいというメリットもあります。
それぞれの費用はあくまで目安ですが、「水回りの場所からどれだけ離れているか」「設備にどこまでこだわるか」がコストに大きく関わってきます。
具体的な金額を知るには、複数の業者に現地調査・見積もりを依頼するのがおすすめです。
工事の所要日数と流れ

トイレの増設工事は、設備工事に加えて内装・電気・配管など複数の工程があるため、ある程度の日数が必要になります。
ここでは、実際の工事期間と、着工前の準備段階の流れについて解説します。
トイレ増設に必要な日数は3〜7日程度

工事自体にかかる日数は、3日から1週間程度が一般的です。
設置する場所が既存のトイレや水回りに近ければ工事は比較的スムーズですが、距離が離れていたり、床や壁の補強が必要な場合は日数が延びる可能性があります。
主な工事の流れは以下の通りです:
- 養生(床や壁を保護)・解体作業
- 給排水管・電気配線の工事
- トイレ本体・手洗い器などの設置
- 内装仕上げ(壁紙、床材など)
- 試運転・動作確認・引き渡し
現場の状況によっては、1日で終わる軽微な作業と、複数日にまたがる本格工事が組み合わさることもあります。
事前の打ち合わせや申請で1〜3週間かかる場合も
実際の工事よりも意外と時間がかかるのが、着工前の準備期間です。
マンションの場合、以下のような作業が必要になるため、着工までに1〜3週間程度かかることもあります。
📌管理組合への申請・許可の取得
📌現地調査・配管ルートの確認
📌工事内容や仕様の打ち合わせ
📌見積もりの確認・契約手続き
📌資材やトイレ設備の納期調整
特に管理規約で「事前申請の許可が必要」とされているマンションでは、書類の提出や審査会の日程によってスケジュールが延びることもあるため、余裕を持った計画が大切です。
トイレ増設は、工事そのものよりも準備段階をしっかり進めることが成功のカギです。
計画から引き渡しまでをスムーズに進めるためにも、経験豊富なリフォーム会社と早めに相談を始めるのがおすすめです。
増設するトイレの選び方

せっかくトイレを増設するなら、使いやすくてお手入れがしやすい快適な空間にしたいですよね。
増設するトイレは、デザインだけでなく、機能性やコスト面も考慮して選ぶことが大切です。
ここでは、トイレ選びで特に注目したい2つのポイントをご紹介します。
節水型で掃除のしやすいタイプがおすすめ
近年のトイレは進化が著しく、節水性能や清掃のしやすさに優れたタイプが多く登場しています。
中でもおすすめなのが、以下のような機能を備えたトイレです:
✅少ない水でしっかり流せる超節水型(年間の水道代節約につながります)
✅フチなし形状や汚れが付きにくい防汚コーティング
✅自動洗浄や脱臭機能などの清潔機能付きモデル
増設するトイレは「メインではないから安く済ませたい」と考えがちですが、実は使う頻度が高くなる場合も多いため、快適性や清掃性はしっかりチェックしておくのがおすすめです。
手洗い場の有無で費用が変わる
意外と見落とされがちなのが、手洗い場の有無による費用の違いです。
タンク付きトイレに手洗いが内蔵されているタイプもありますが、より清潔感を重視したい場合や、複数人で使うことを想定しているなら、独立した手洗い器の設置も検討できます。
ただし、独立型の手洗い器を設ける場合は、以下のような追加費用がかかる可能性があります:
✔手洗い器本体の価格
✔給排水管の分岐・設置工事費
✔内装仕上げの費用(壁材・カウンターなど)
スペースや予算に応じて、「必要かどうか」「将来の使い方をどう想定するか」を踏まえて選ぶと後悔が少なくなります。
トイレは毎日使う空間だからこそ、快適さと清潔さ、そしてランニングコストまでしっかり考えて選ぶことが大切です。
増設だからといって妥協せず、長く満足できる設備を選びましょう。
信頼できるリフォーム会社の選び方

トイレの増設リフォームは、専門知識や技術が必要な工事です。
だからこそ、どの業者に依頼するかはとても重要なポイント。
信頼できる会社を選べば、安心してリフォームを進めることができ、仕上がりにも大きく差が出ます。
ここでは、後悔しないためのリフォーム会社選びのポイントを解説します。
実績と口コミをチェックして比較
まず重視したいのが、その会社の施工実績と評判です。
特に以下のような点を確認しましょう:
✅トイレや水回りの施工実績が豊富か
✅マンションリフォームの経験があるか
✅施工事例が写真付きで紹介されているか
✅利用者の口コミ・評価が安定して高いか
実際の仕上がりやスタッフの対応などは、公式サイトだけでは分からないことも多いため、口コミサイトやSNS、Googleレビューなどを活用して、複数の声を確認するのがおすすめです。
また、対応が丁寧で質問にしっかり答えてくれる担当者がいる会社は、トラブル時にも頼りになります。
無料見積もりを数社から取るのが賢明
同じ内容の工事でも、業者によって費用や提案内容は大きく異なることがあります。
そのため、いきなり1社に決めるのではなく、必ず複数社から見積もりを取って比較することが大切です。
見積もりを比較する際のポイントは:
✅価格だけでなく工事内容や使う設備のグレードも確認
✅必要な工事と不要なオプションが明確に記載されているか
✅工期やアフターサービスについての説明が丁寧か
見積もりは無料で対応してくれる会社がほとんどなので、少なくとも2〜3社からは見積もりを取り、納得した上で契約するのが安心です。
信頼できるリフォーム会社と出会えれば、トイレ増設リフォームもスムーズに進み、満足度の高い仕上がりになります。
焦らずじっくり比較して、自分たちに合ったパートナーを見つけましょう。
まとめ

マンションでのトイレ増設リフォームは、家族の快適さや利便性を大きく向上させる効果的な工事です。
しかしその一方で、管理規約の確認や配管設計、スペース確保といった事前準備が非常に重要になります。
費用は内容や設置場所によって差がありますが、相場を知り、見積もりを複数社から取ることで無駄な出費を防ぐことが可能です。
また、トイレ本体の選び方ひとつでも、掃除のしやすさや使い心地に違いが出るため、慎重に検討する価値があります。
信頼できるリフォーム会社を見つけることが、納得のいくリフォーム成功のカギ。
口コミや実績をチェックし、比較検討することで、後悔のないリフォームを実現しましょう。
快適な暮らしへの第一歩として、トイレの増設を前向きに検討してみてはいかがでしょうか?
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