和式トイレから洋式トイレへリフォーム完全ガイド|方法、費用相場

トイレリフォーム

「毎日のトイレ、和式だと足腰が痛くてつらい…」

日本の住宅で長年親しまれてきた和式トイレですが、近年では洋式トイレへのリフォームを希望する声が増えています。

和式トイレは、しゃがむ姿勢での使用や掃除のしにくさから、高齢者や体の不自由な方だけでなく、若い世代からも敬遠されがちです。
一方、洋式トイレは、快適な座り心地や便利な機能、掃除のしやすさなど、生活の質を大きく向上させるメリットがあります。

今回の記事では、和式トイレから洋式トイレへのリフォームについて、方法、費用相場、選び方のポイント、事例などを徹底的に解説します。

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム方法

トイレリフォーム

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、大きく分けて2つの方法があります。
それぞれの特徴と工事の流れ、期間の目安を詳しく見ていきましょう。

リフォームの種類と特徴

①床や壁の工事を含むリフォーム

和式トイレの段差を解消し、洋式トイレを設置するための床工事や、内装を一新する壁・天井の工事を行います。

  • メリット:トイレ空間全体を快適に、美しくリフォームできます。バリアフリー対応や収納スペースの確保も可能です。
  • デメリット:工事期間が長く、費用も比較的高くなります。

②便器のみの交換

和式便器を取り外し、洋式便器を設置する比較的簡易なリフォームです。

  • メリット:工事期間が短く、費用も抑えられます。
  • デメリット:段差が残る場合や、給排水管の位置によっては設置できないことがあります。内装は既存のままです。

リフォームの流れ

一般的なリフォームの流れは以下の通りです。

(1)解体・撤去:
・既存の和式便器や内装材を撤去します。

(2)給排水管工事:
・洋式便器の設置に合わせて、給排水管の位置や種類を変更します。

(3)床・壁の工事:
・床の段差解消や床材の張替え、壁・天井の補修や内装工事を行います。

(4)洋式トイレの設置:
・新しい洋式便器を設置し、給排水管と接続します。

(5)内装の仕上げ、清掃:
・内装の仕上げ作業と全体の清掃を行います。

工事期間の目安

  • 床や壁の工事を含むリフォーム:3日~5日程度
  • 便器のみの交換:1日~2日程度

工事期間は、トイレの広さや構造、選ぶ便器の種類、付帯工事の有無によって変動します。
事前に業者に見積もりを依頼し、工事期間を確認しておきましょう。

費用相場を徹底解説

費用

和式トイレから洋式トイレへのリフォーム、費用は一体いくらかかるのでしょうか?
ここでは、リフォーム費用の内訳から、費用を左右する要因、そして費用を安く抑えるコツまで、徹底的に解説します。

リフォーム費用の内訳

リフォーム費用は、主に以下の項目で構成されます。

  • 解体・撤去費用: 既存の和式便器や床、壁などの解体・撤去にかかる費用です。
  • 給排水管工事費用: 洋式便器設置に伴う給排水管の移設や新規配管にかかる費用です。
  • 床・壁の工事費用: 床の段差解消や床材・壁材の張り替えなどにかかる費用です。
  • 洋式トイレ本体価格: 洋式便器本体、温水洗浄便座などの価格です。
  • その他費用: 諸経費、養生費、廃材処分費などが含まれます。

これらの費用は、工事内容や選ぶ製品によって大きく変動します。

費用を左右する要因

トイレリフォーム

リフォーム費用は、以下の要因によって大きく左右されます。

  • トイレの種類とグレード: タンクレストイレや高機能トイレは、一般的なトイレよりも高額です。
  • 床や壁の材質: 高級な床材や壁材を選ぶと、費用が高くなります。
  • 付帯工事の有無: 床暖房や手すりの設置など、付帯工事を行うと費用が加算されます。

これらの要因を考慮し、予算に合わせたリフォーム計画を立てることが重要です。

費用を安く抑えるコツ

リフォーム費用を安く抑えるためには、以下の方法があります。

  • 補助金や助成金の活用: 自治体によっては、バリアフリーリフォームや省エネリフォームに対して補助金や助成金が支給される場合があります。
  • 複数の業者から見積もりをとる: 複数の業者から見積もりをとり、価格やサービス内容を比較検討しましょう。
  • DIYに挑戦できる範囲を知る: 解体や壁紙の張り替えなど、DIYでできる範囲を把握し、費用を節約しましょう。

洋式トイレの種類と選び方

洋式トイレには様々な種類と機能があり、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いでしょう。
ここでは、洋式トイレの種類別特徴、快適性を高める機能、選び方のポイントを解説します。

トイレの種類別特徴

組み合わせ型

組み合わせ型トイレ

便器、タンク、便座を別々に組み合わせるタイプです。

  • メリット:価格が比較的安く、部品交換が容易です。
  • デメリット:一体型やタンクレストイレに比べると、デザイン性が劣ります。

一体型

一体型トイレ

便器、タンク、便座が一体となったタイプです。

  • メリット:デザイン性が高く、掃除がしやすいです。
  • デメリット:組み合わせ型に比べると価格が高く、部品交換が困難な場合があります。

タンクレストイレ

タンクレストイレ

タンクがなく、水道から直接給水するタイプです。

  • メリット:デザイン性が高く、節水効果も期待できます。
  • デメリット:価格が最も高く、水圧によっては設置できない場合があります。

快適性を高める機能紹介

暖房便座:
・冬場でも便座が暖かく、快適に使用できます。

温水洗浄機能:
・お尻を温水で洗浄し、清潔に保てます。

脱臭機能:
・気になるニオイを抑え、快適な空間を保ちます。

選び方のポイント

ポイント

サイズ:
・トイレ空間に合ったサイズを選びましょう。

節水性:
・節水機能付きのトイレは、水道代の節約につながります。

掃除のしやすさ:
・フチなし形状や、凹凸の少ないデザインは、掃除がしやすいです。

リフォーム業者選びの重要ポイント

ポイント

和式トイレから洋式トイレへのリフォームを成功させるためには、信頼できる業者選びが不可欠です。
ここでは、業者選びのポイント、見積もり時の注意点、契約前の確認事項を解説します。

信頼できる業者の見つけ方

実績と評判:
・過去の施工事例や顧客の評判を確認しましょう。
・ホームページや口コミサイト、SNSなどを参考にすると良いでしょう。

見積もりの丁寧さ:
・見積もり内容が明確で、内訳が詳しく記載されているか確認しましょう。
・不明な点は積極的に質問し、丁寧に説明してくれる業者を選びましょう。

アフターサービス:
・リフォーム後の保証や定期点検などのアフターサービスが充実しているか確認しましょう。
・万が一トラブルが発生した場合の対応も確認しておくと安心です。

見積もり時の注意点

複数業者から見積もりをとる:
・最低でも3社以上から見積もりをとり、比較検討しましょう。
・見積もり金額だけでなく、工事内容や使用する材料も比較しましょう。

見積もり内容をしっかり確認する:
・見積もり内容に不明な点や疑問点があれば、必ず業者に確認しましょう。
・追加費用が発生する可能性についても確認しておくと安心です。

契約前の確認事項

契約書の内容をしっかり確認する:
・契約書に記載されている工事内容、期間、費用、支払い条件などをしっかり確認しましょう。
・不明な点があれば、契約前に必ず業者に確認しましょう。

保証書の発行:
・工事後の保証書は必ず発行してもらい、保管をしてください。

まとめ

まとめ

今回の記事では、和式トイレから洋式トイレへのリフォームについて、方法、費用相場、選び方のポイント、業者選びの注意点などを詳しく解説しました。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームは、生活の質を向上させる大きなチャンスです。

〇和式トイレから洋式トイレにリフォームするメリット
・足腰への負担軽減
・掃除のしやすさ
・節水効果
・快適な機能

これらのメリットは、あなたの生活をより快適で豊かなものに変えてくれるでしょう。


リフォームを成功させるためには、以下のポイントが重要です。

信頼できる業者選び: 複数の業者から見積もりをとり、実績や評判、アフターサービスなどを比較検討しましょう。
費用相場の把握: リフォーム費用の内訳や費用を左右する要因を把握し、予算に合わせた計画を立てましょう。
トイレの種類と機能の選択: 種類別特徴や機能、選び方のポイントを参考に、あなたの生活スタイルに合ったトイレを選びましょう。

今回の記事が、皆さまのトイレリフォームの参考になれば幸いです。
和式トイレから洋式トイレへのリフォームでご不明な点等ございましたら、お気軽に株式会社ベータまでお問い合わせください。

経験豊富な専門のスタッフが誠意をもって対応させていただきます。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

この記事をシェアする

この記事を書いた人

森 卓也

森 卓也

㈱ベータ取締役。
平成元年生まれ。三重県亀山市出身。
慶應義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
大学院在学中に不動産管理法人を設立し、20代で不動産オーナーに。
大学院(MBA)や不動産オーナーの経験を活かし、リフォーム費用を抑えるコツや信頼できる業者選びの秘訣など、リフォームに関して有益な情報を発信。

お問い合わせ

CONTACT

無料見積もり・相談承っております。
お気軽にご連絡ください。