【油汚れ激減】レンジフードの整流板とは?仕組み・効果を解説!

「キッチンの油汚れ、毎日掃除してもすぐにベタベタになる…」
そう悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
換気扇の掃除は、キッチンの掃除の中でも特に面倒な作業の一つ。こびりついた油汚れを落とすのに、時間も労力もかかります。
しかし、諦めるのはまだ早いです!
実は、レンジフードに取り付ける「整流板」が、キッチンの油汚れ問題を解決してくれる救世主になるかもしれません。
この記事では、
・整流板とは何か?
・整流板を取り付けると、油汚れがどのように軽減されるのか?
・整流板の掃除方法
について詳しく解説します。
目次
整流板とは?

整流板の役割と仕組み
整流板とは、レンジフードの吸い込み口に取り付けられた板状のパーツです。
一見、吸い込み口を塞いでいるように見えますが、実はキッチンの油煙やニオイを効率的に吸い込むために重要な役割を果たしています。
整流板の主な役割は、以下の2つです。
①吸い込み速度を上げる:
・整流板があることで、吸い込み口の面積が狭まり、空気が通る速度が上がります。
・これにより、油煙やニオイを素早く吸い込むことができます。
②油煙の拡散を防ぐ:
・整流板がない場合、油煙は拡散しやすく、キッチン全体に広がってしまいます。
・整流板があることで、油煙の流れをコントロールし、効率的に吸い込むことができます。
整流板がないとどうなる?

もしレンジフードに整流板がなかったら、どうなるのでしょうか?
①油煙やニオイが拡散しやすい:
調理中に発生する油煙やニオイが、効率的に吸い込まれず、キッチン全体に広がってしまいます。
②換気効率が低下する:
・吸い込み速度が遅くなり、換気効率が低下します。
・その結果、室内に油煙やニオイが残りやすくなります。
③掃除の手間が増える:
・油煙が拡散することで、壁や天井、家具などに油汚れが付着しやすくなります。
・これにより、掃除の手間が増えてしまいます。
④レンジフード本体の汚れ:
・本来整流板がキャッチする油分が、レンジフード本体へ侵入しやすくなり、掃除の手間が増えます。
整流板の効果

油煙の吸い込み効率アップ
整流板は、レンジフードの吸い込み口にフタをするような形状をしていますが、実はこれが油煙の吸い込み効率を格段に向上させる秘密です。
整流板があることで、吸い込み口周辺の空気の流れが整えられ、吸い込む力が強まります。
例えるなら、うちわで扇ぐよりも、扇風機で風を送る方が効率的に風を送れるのと同じ原理です。
これにより、油煙が拡散する前にレンジフードがキャッチし、屋外へ排出してくれるため、室内への油煙の広がりを最小限に抑えることができるのです。
掃除の手間を大幅削減
整流板を取り付けることで、レンジフード内部や周囲への油汚れの付着を大幅に減らすことができます。
油煙が効率的に吸い込まれるため、壁や天井、調理器具などに油汚れが付着する量が減り、結果的に掃除の手間を大幅に削減できます。
また、整流板自体も取り外して簡単に掃除できるものが多いため、お手入れも楽になります。
キッチン全体の清潔さを保つ
油煙の拡散を防ぎ、効率的に換気することで、キッチン全体の清潔さを保つことができます。
油汚れが減ることで、ニオイの発生も抑えられ、快適なキッチン空間を維持できます。
また、油汚れによるベタつきや黒ずみが減ることで、見た目も美しく保つことができます。
このように、整流板は油汚れ対策に非常に効果的なアイテムであり、快適なキッチン環境を実現するために欠かせない存在と言えるでしょう。
整流板の効果的な掃除方法

掃除の頻度とタイミング
整流板の掃除頻度は、キッチンの使用頻度や油汚れの程度によって異なります。
・毎日料理をするご家庭: 2週間に1回程度
・週に数回料理をするご家庭: 1ヶ月に1回程度
を目安に掃除を行いましょう。
タイミングとしては、油汚れがひどくなる前に掃除するのがおすすめです。
また、年末の大掃除など、定期的なタイミングで掃除するのも良いでしょう。
準備するものと掃除の手順
準備するもの
- 中性洗剤
- 重曹
- ゴム手袋
- スポンジ
- ブラシ
- キッチンペーパー
- ゴミ袋
掃除の手順
- レンジフードから整流板を取り外します。
- ゴミ袋を広げ、その上でキッチンペーパーなどで整流板の表面の油汚れを拭き取ります。
- シンクや洗い桶にぬるま湯を張り、中性洗剤または重曹を溶かします。
- 整流板を3のつけ置き液に15分から30分程度つけ置きします。
- スポンジやブラシで汚れをこすり洗いします。
- 水で洗い流し、キッチンペーパーなどで水気を拭き取ります。
- 完全に乾燥させてから、レンジフードに取り付けます。
しつこい油汚れの落とし方
つけ置き洗いをしても落ちないしつこい油汚れには、以下の方法がおすすめです。
- 重曹ペースト: 重曹に少量の水を加えてペースト状にし、汚れた部分に塗り、しばらく置いてからこすり洗いします。
- セスキ炭酸ソーダ: セスキ炭酸ソーダを溶かした水に整流板をつけ置きすると、油汚れが浮き上がって落としやすくなります。
- アルカリ性洗剤: 研磨剤の入っていないアルカリ性洗剤を吹きかけ、キッチンペーパーなどでパックをすると油を分解してくれます。
- ヘラやカード: 汚れをこそぎ取る際に、プラスチック製のヘラやカードを使用すると、整流板を傷つけずに汚れを落とせます。
掃除の際の注意点
- 必ず換気をしながら掃除を行いましょう。
- ゴム手袋を着用し、洗剤が直接肌に触れないように注意しましょう。
- 整流板を強くこすりすぎると、傷がつくことがあります。優しく丁寧に洗いましょう。
- 洗剤が残らないように、しっかりと水で洗い流しましょう。
- 完全に乾燥させてからレンジフードに取り付けましょう。濡れたまま取り付けると、カビやサビの原因になります。
- 整流板の取扱説明書がある場合は、必ず確認してから掃除を行いましょう。
まとめ

この記事では、レンジフードの整流板について、その役割から掃除方法まで詳しく解説しました。
整流板は、油煙の吸い込み効率を上げ、キッチンの油汚れを大幅に軽減してくれる便利なアイテムです。
整流板を正しく選び、定期的に掃除することで、清潔で快適なキッチン空間を維持できます。
〇この記事のまとめ
・整流板は、油煙の吸い込み効率を上げ、油汚れを軽減する
・整流板は、定期的に掃除することで、効果を維持できる
・しつこい油汚れには、重曹やセスキ炭酸ソーダを活用する
もし、キッチンの油汚れにお悩みなら、ぜひ整流板の導入を検討してみてください。
整流板を活用して、油汚れの悩みから解放され、快適なキッチン空間を実現しましょう!
この記事が、みなさまの情報収集の一助となれば幸いです。
整流板に関してご不明な点等ございましたら、お気軽に株式会社ベータまでお問い合わせください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。